鼻尖形成後の赤みが1週間経つのに消えません

KUNOクリニック　 麻布院　クリニックナインフィールズ総院長

九野広夫男性

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美容整形外科医歴21年・他院修正専門Clinic Nine Fieldsの九野です。ぴこりさん、ご不安は御尤もですね。術後の経過中、想定される問題や（最悪のシナリオを含む）合併症がどうなるのか、万一生じた場合には自分でどういう対処をして、医院にどうしてもらえるのか、担当医から具体的に術前シミュレーションで充分に説明がされていなければならない筈ですね。

私のコメントが遅くてもう解決されているかもしれませんが、その代わりにぴこりさんがお受けになられた「鼻尖形成[糸]のみ」の手術に関して、御担当医に代わり今後の（万一の）予後についてのコメントを申し上げたいと思います。鼻尖部には今後、（殴打等の）強い衝撃や（強く鼻をかむ等の）慢性の物理的刺激は極力避けた方が良いでしょう。

何故なら鼻先を糸で縛るだけの鼻尖縮小手術は、後々に鼻尖軟骨が割れる等の損傷によって鼻尖や鼻孔内腔に穿孔することがあるからです。随伴症状としては抜糸や診察が終わってから暫く経過しても、痂疲がいつまでも治り切らないか浸出液や膿汁の漏出、鼻尖部の硬化や変形、鼻尖の太さの後戻り、慢性の発赤や疼痛等が生じた場合は要注意です。

鼻尖軟骨が割れることによる変形や軟骨片穿破の事前兆候（サイン）として頭の片隅においておき、いざとなったらすぐに受診ができる様にしておいて下さい。意外ですが、頻度は決して「稀」ではありません。

お写真の所見からだけでは断定できませんが、ぴこりさんの鼻尖部で「感染」が生じているのではなく、割れた鼻尖軟骨が穿孔しかかっていることが最も疑われます。その場合は、緊急的に外科的処置が必要です。

実際の症例がございますので下記をご参照下さい。中には17歳で手術を受けて18歳時に（穿孔寸前の破損と変形を）発症した症例もございます（ぴこりさんの症状と酷似しています）。検索のアドレス欄に下記アドレスをコピー＆ペーストして頂ければそれらの症例をご覧戴けます。

https://clinic-nine-fields.com/column/revisions-nose05/

御担当医でも治療してくれない場合や治せない場合は当院無料専門外来カウンセリングにお越し下さい。

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