銀座高須クリニック

幼い頃より一重まぶたで悩んでおり、いつかは整形手術を受けたいと長年思っていました。
しかしなかなか時間とお金と勇気が出ず先延ばしになり、長年のアイテープ生活で瞼がたるみ、落ち窪んだ形になってしまい、これはマズいと本格的に焦り始めました。
そのタイミングでちょうど職場を移ることになり、これは今しかないと思い、手術に至りました。

このクリニックを選んだ理由

ネットで色々な院の情報を集めましたが、院そのものよりも先生の腕を重視した方が良いということがわかり、ネットでの評判がよく、経験豊富な高須クリニックの日下志先生にお願いすることにしました。

カウンセリング・施術前の説明を受けた感想

クリニックのカウンターの方や、色々と案内などをしてくれる方、契約の説明をしてくれる方はいずれも女性でとても感じの良い人ばかりでした。
先生については、感じが悪いというほどではないのですが、少し淡白な印象を受けました。
まず私の要望を聞く前に、私の顔を見た瞬間に「あー、これは難しいね」と一言。
パソコンの画面で米倉涼子さんの画像を見せられ、私の瞼は米倉さんのように脂肪が無く落ち窪んでいるので、その窪んだラインで固定する超幅広の平行二重ならばできるけれど、ナチュラルな幅の狭い二重にはできないとのことでした。
絶対に不自然になるけど、それでもいいんだったらやれることはやれるよ、と言われ少し悩みましたが、これ以上アイテープ生活を続けるよりは良いだろうと思い、やって下さい、とお願いしました。

人気の先生なのでお忙しいでしょうし、二重瞼の整形など症例を見すぎていて、少し見るだけで何ができて何が出来ないのかすぐに判断できるのでしょうが、こちらは初めての手術、しかもプチとはいえ顔を変える手術を受けるわけですから、もう少し親身になって下さるともっと安心できたと思います。

施術の内容・痛み・かかった時間

点眼麻酔をし、瞼には麻酔クリームを塗られる。効いてくるまで目を閉じてお待ち下さいと言われ、看護師さん一時退席。点眼麻酔の効果はすぐに現れ、下まぶたがピリピリして開け辛く感じる。目を閉じ10分ほど？で医師がやってきた。手持ち鏡を持たされ、ラインの最終確認をする。前述した通り、私の目は脂肪がなく落ち窪んでおり、狭い二重は作れないとのこと。狭い位置で縫っても、瞼が重なってきてしまったり、窪みのラインでもう一本線ができて三重になってしまったり、線がぐちゃぐちゃになったりしてしまうらしい。そんな事情で、ほぼ強制的にがっつり二重になることに決まったが、その中でも納得がいくよう話し合う。先生が細い針金のようなものを私の瞼に食い込ませてラインを作り、こんな感じでどう？と聞いてくる。色々と注文を付け、いいラインを探っていく。私の場合選択の幅はあまり無いが、せめてもの足掻きとして、目尻を少し下げて貰えるようお願いした。ラインが決まると、先生がペンで私の瞼にマーキングしていく。目の開きの良い左目に合わせて右目もマーキング。それが終わると麻酔の注射。瞼に二箇所ずつと、瞼の裏（粘膜側）から一箇所。これがこの手術でマックスに痛い！！眼球を保護する板と綿？を目と瞼の間に突っ込まれ、瞼を裏返してブスッ！！これは痛かった。耐えられない程ではないけれど、肩が縮み上がって涙がボロボロ出る程度には痛かった。しかし両目一箇所ずつで計二発、これだけ我慢すればあとはもう痛みは無くなる。そういえば書き忘れたが、麻酔の前にあのライトがバンッ！とつくのだが、これが地味に辛い。眩しすぎる…！！目を閉じているのに目がしぱしぱするほどの強力な光！！しかし手術中、瞼に力を入れてしまうと、内出血がひどくなったり、ラインが汚くなるとネットで見たので、できる限り体の力を抜く。先生が丁寧に私の瞼を縫っていく。麻酔が完璧には効いていないのか、針が刺さる感じはわかるし、びみょーーに痛みもある。が、擬音で表現するなら「プツッ」くらいの感じでほぼ無痛と言って良いと思う。左、右、と縫われ、まだ糸を切らぬままで、一度目を開けるよう言われる。目を開けた状態を見て、先生が糸の食い込ませ加減を決めてゆくのだ。再度目を閉じると、先生が糸の両端をクックッと引っ張り、また目を開けるよう言われる。ちょうど良い感じになったのか、そこで糸を切る音がし、終了。

来院から施術後までの様子

院に向かう前に、埋没手術経験者の友人と会い、ランチをしながら色々な話を聞いた。術後の過ごし方などを詳しく教えてくれ、腫れが引いて痣が出てきてから使うようにと蒸気でアイマスクを渡してくれた。温めると痣が引くのが早くなるらしい。友人に見送られ、高須クリニック東京院へ。駅から直結しているので場所は良いのだが、少し奥まった場所にあるのでちょっと戸惑う。人気（ひとけ）のない場所なので、誰にも見られたくない人にはよい立地だと思う。入り口を入るとすぐに待合、カウンターがあり、他の客と思いっきり顔を合わせることになる。手術を受ける場合、まず化粧を落とすのだが、その洗面所が個室ではなく廊下から丸見え、その上二人並んで化粧を落とすことになる。これにはびっくり。クレンジング、洗顔フォーム、化粧水、乳液、ヘアバンド、タオルは貸し出してくれる。化粧を落としたら、入り口付近の待合所でひたすら待つ。広めで奥まった目立たない場所もあるけれど、基本的には患者同士丸見えである。それなりのお値段のする院なので、もう少し良い設備なのかと思いきや、チェーンの脱毛サロンとあまり変わらない。顔を見られたくない人はマスクなどを持参する事をおすすめします。少しすると顔の写真を撮られ、また待ち合いへ。予約の時間通りに行ったが、最初のカウンセリングを受けるまでに５０分かかり、カウンセリング自体は５分程度。その後また少し座って待ち、今度は契約ブースへ。パンフレットを読み、色々承諾し、サインして支払い。現金も下ろして来たのだが、高額な支払いだしポイントを貯めたいのでやはりカードにする。契約の対応をしてくれたお姉さんは美しくないがとても感じの良い人だった。契約と支払いが終わり、すぐにお呼びしますのでと一度言われたのだが、やはりまだ3〜40分待たなければならなくなったとのこと。人気の先生を指名したので仕方あるまい。その後無事手術を受け、終わると手術室で飲み薬を渡され、特に目を冷やして休むような時間もなくすぐに手術室から出される。カウンターには寄らずそのままお帰り下さいとのこと。化粧直しをできるスペースはあるか聞くと、大丈夫ですよ！と奥まった場所にあるメイクブースに案内してくれ、そこでゆっくり支度を整え、院を出た。帰ってからはアイスノンでまぶたを冷やし、ゆっくりと過ごした。

現時点までの経過

日下志先生は評判の通り腕の良い先生だったようで、術後もの凄く腫れるということも、内出血がひどくなるということもありませんでした。手術自体もとても丁寧だったように思います。しかし幅が広すぎるので、少しの腫れでもかなり不自然に見え、特に術後４、５日くらいは腫れぼったい眠そうな二重になっていました。本音を言うと、やはりもう少し幅の狭い二重が良かったのですが、経験豊富な先生ができないと言うのですから、無理を言って失敗するよりは、先生の言葉に従って正解だったのでしょう。

術後は大事を取って一週間ほど休みを取り、ひたすらのんびり過ごしていました。
その一週間は特に瞼を気遣い、水に濡らさないようにしたり、出来る限りひやしたり、目の周りをあまり触らないようにしていました。４日目くらいには目の周りも水で軽く流すように洗い、タオルでポンポンと優しく拭くように。５日目を過ぎた頃から洗顔フォームも使って優しく洗うようになり、一週間後からメイクを再開しました。私は整形について周りに隠していなかったのですが、しっかりメイクをしていれば、整形をしたことは全くわからないようでした。（但し私はつけまつげをしたり、メイクがとても濃い方です）
二週間を過ぎるとぐんと腫れも引いてきて、糸の引きつれ感もだいぶ感じなくなり、殆ど違和感はなくなってきます。洗顔もそこまで気を使わなくても大丈夫かな？という感じに。
右瞼に気にならない程度にうっすら出ていた痣もだいぶ薄くなりました。

今は術後２０日ほどですが、この顔にもだいぶ見慣れ、やって良かったと思っています。
何よりメイク時間がかなり短縮され、とっても楽！！
すっぴんでも絶望的な不細工ではなくなりましたし、ファンデと眉毛さえ整えれば外出できるようになったのはとても大きな変化です。まだ幅は広く、むくみも取れきってはいないので、メイクの加減が少し難しかったりもするのですが、半年も経てばきっともっと良くなってくることでしょう。

ただあえて気になる点を挙げるとすれば、左瞼のラインが少しぐちゃっとしています。それは多分私が、少しでも幅が狭くなるよう、窪みのラインより少しでも下げて、目尻も下げて欲しい、と無茶を言ったせいもあるかもしれません。右瞼に多分治るだろうしこりがあることも、少し気になっています。

その他、クリニックへのメッセージなど

高須クリニックのスタッフの女性は皆さんとても感じがよく、お話しやすく好印象でした。
しかし、顔を変えるというとてもデリケートな手術を扱っているのにもかかわらず、プライバシーへの配慮が全くなされていなかったことに関しては大きなマイナスだと思います。
整形手術というものはまだ日本ではそんなにカジュアルなものではないと思いますし、そもそも高須さんの値段設定は決してお安い方ではないのですから、それなりの対応を求められるのは至極当たり前のことです。
格安の院では怖いから、少しお高くても、有名な院だし腕も設備も良いのだろうと思って高須さんを選んでいるのです。
ただ人の動線を考えて部屋を区切るだけでも大きく違うと思います。
手術そのものにはある程度満足していますので、客商売なのだということをもう少し考えて頂けるようになれば、次回何かあればまた高須さんでお願いしよう、という気持ちになると思います。

施術後どのような経過を辿りましたか？

自主的に取ったダウンタイムは一週間。
最初の三日間は全く家を出ず、ゴロゴロして過ごしました。
傷口に禁が入らないように、目の周りを水で濡らすことも避け、ひたすらのんびり。

もの凄く腫れたり、痣が酷くなったりすることは無かったので施術はかなり成功した方だと思いますが、幅の広い二重にしたので、やはりある程度は腫れ、眠そうな腫れぼったい二重になりました。
一週間を過ぎてからメイクをすればそこまで気にならないようになり、二週間をすぎると一気に腫れが引いて幅もすこしづつ狭くなっていく感じです。
今日で術後２３日ですが、だいぶ馴染んできたのではないでしょうか？
まだ本当の完成までにはあと半年ほどかかるでしょうが、ひとまずのところ問題なく二重生活を楽しんでいます。

アフターケアの内容とその感想

アフターケアは特にありません。私の場合、カウンセリングを受けたその日に手術まで受けたので、本当に「プチ整形」という感じでした。
術後どうですか、というようなメールなども何も無く、淡白な印象も受けますが、特に問題ないのでまぁいいか、と思っています。
もしも糸が外れてしまった場合などは、確か二年間の保証があるというお話でした。
形が気に食わない、等の理由では直してもらえないようです。

満足度、良かった点など

本音を言えばもう少し幅の狭いナチュラルな末広型の二重が良かったのですが、できないものはできないのでしょうから諦めています。
他の院でカウンセリングを受けていないので本当のところはわかりませんが、きっとどこで受けても多少は「これで良かったのかな？」という迷いは出るでしょうし、とりあえずのところ、失敗ではないと思うのでこれで満足しています。

施術を受けて良かったと思う事は、化粧が楽になったこと、これに尽きます。
今までベストな二重のラインをテープで作るのにとても時間がかかり、うまく決まらない時はイライラして一日気分が落ち込んだりしていたのですが、今はそんな心配がありません。
最悪ファンデと眉毛さえ整えれば外出できるので、最短３分で外に出られるようになりました。
今まで化粧に一時間はかかっていたので、これはとても大きな変化です。

その他、クリニックへのメッセージなど

私はこれが初めての整形だったので、どこの院をえらび、どの先生にお願いすればいいのか悩み、手術に至るまでにとても時間が掛かりました。
ネットでありとあらゆる情報を集めたり、失敗例を見たり、整形経験者の友人から話を聞いたりしながら、たくさん悩みました。
高須さんに決めたのは、元々幹也先生のブログの読者であり、その幹也先生がひがし先生を勧めていたことと、ネットでたくさんの情報を見る中で、どこどこの院は〜で…というように、院自体の情報は色々ありましたが、名指しで褒められている先生は少なく（とはいえひがし先生も「H先生」というように伏せて書かれていましたが）その情報がステマではなくリアルなもののように感じたので（先生の名前は何年か前からたびたび目にしていましたし）、よし、ひがし先生にお願いしよう、と思い至ったのでした。

顔を変える、ということはたとえプチ整形であっても大きな決断ですし、これから受けようという方も、たくさん悩んで自分の気持ちがしっかり固まってから手術を受けることをおすすめします。
私は高須のひがし先生にお願いし、結果としてもそれなりに満足していますが、この選択が一番正しかったかということは他の院を知らないので判断できません。
できればいくつか院を回って色々とカウンセリングを受けてから手術に臨むのが一番良いのでしょう。