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豊胸術~脂肪注入法

脂肪注入によって胸を大きくする方法です。
この手術は、脂肪吸引を行うことでそのその脂肪を捨てずに、胸に注入する方法です。
この手術は以下のような方に向いています。
●胸をあまり大きくしたくないが、胸の上部がへこんできてこの部分だけハリを出したい。
●シリコンや異物に抵抗がある
●体全体にメリハリをつけたい
●半永久的な効果がほしい
●胸にキズを残したくない
この方法は、脂肪吸引を行ったうえで余分な脂肪のなかでも良質な部分を取り出して注入します。
生着する脂肪は通常は20~50%です。
では脂肪の定着をよくする工夫とはどんなことでしょうか?
まずは脂肪吸引で吸引した脂肪を低温で維持しておくことです。脂肪吸引は2~3時間かかる手術です。吸引した脂肪をその間、常温においておくと脂肪細胞は死んでいきます。ですから吸引した脂肪は冷やしておいておくことです。そして、脂肪に血小板を混ぜることで定着をあげることが可能と考えられていますが、どの程度定着が上がるかはまだはっきりしていません。今の段階では混ぜれば上がるがどの程度かははっきりわかっていません。これについては今後学会などで報告されてくるものと考えています。また、取り出した脂肪をできるだけ早く注入した方がより定着します。ですから脂肪吸引が終わってから注入すると、脂肪を空気中に触れさせて置いて置くことになります。そうならないように、脂肪吸引の部位と同時に胸もしっかり消毒をしておいて、取り出した脂肪を随時注入していきます。それでも脂肪を冷やすことを忘れては元も子もなくなります。こういった細かいことを徹底することで定着率をあげることができます。
また定着を下げる要因として喫煙があります。脂肪注入後1~2ヶ月は禁煙が望ましいでしょう。

脂肪注入後のしこりについて
まずいくらアレルギーのない自分の脂肪でも、一回に大量に塊のように注入してはしこりになります。乳腺内、乳腺下、大胸筋内な満遍なく、塊にならないように注入することが他重要です。そして、片方の胸で200ccまでが限度でしょう。いくら散らばらせて入れても300ccにもなれば脂肪同士が固まりやすくなりしこりになる可能性が大きくなります。
200cc以上入れたい場合は、2回に分けるなどしたほうがいいでしょう。
注入する層を変えて、まんべんなく注入し、限界を超えないようにすればしこりの可能性は少なくなります。