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乳頭縮小の方法や授乳との関係

乳首・乳輪の整形 (乳頭縮小)

解説 口コミ広場編集部
監修 雑賀知歩 医師

公開日:2018/12/12


形が良くきれいなバストは女性の憧れであり、象徴でもあります。
美しいバストとは、乳房の大きさだけと思われがちですが、実は乳首、乳頭の形もバストを美しく見せることのできる要素の一つです。女性の乳頭は、妊娠・出産など様々な要因により形の変化を遂げていくため、その形や大きさが歪になってしまうことがあります。
女性のバストは、乳房と乳頭、乳輪の全てが整って始めて人から美しく見えるものであることから、乳頭の形や大きさが崩れてしまうと深刻に悩んでしまう女性が少なくありません。
今回は、バストにとって大切な部位である乳頭の形、大きさの悩みを解消する形成外科施術「乳頭縮小術」について、その施術方法や授乳への影響などを含め徹底解説致します。

監修 雑賀知歩

広島プルミエクリニック 院長

2003年 佐賀大学医学部医学科卒業
2003年 佐賀大学附属病院形成外科 入局
2004年 聖マリア病院研修
2005年 昭和大学形成外科入局
2006年 千葉県こども病院形成外科
2007年 日本美容外科学会JSAPS会員
2008年 聖マリア病院形成外科 美容皮膚科外来担当
2011年 ドーズ美容外科(男たちの美容外科)広島院 勤務
     美容皮膚科・頭髪治療を中心とし た治療に携わる
2016年 広島プルミエクリニック美容皮膚科 院長就任
2017年 広島プルミエクリニック院長就任

乳頭とはどの部分?

皆様は「乳頭」という言葉を聞いて、すぐにどこの部分かピンと来ましたでしょうか。

確かに乳頭という表現は、普段の会話に登場してくる言葉ではないため、わかりづらくはありますが、一言で分かりやすく言えば、「乳首(ちくび)」の先端の部分のことです。

厳密に言えば、乳頭とは乳房の中央にある褐色上の突起物のことを指し、乳頭の周りにある輪状部分が「乳輪」と呼ばれます。つまり、乳首とは「乳頭+乳輪」が合わさったものになります。


乳頭は、本来赤ちゃんが乳汁を吸いやすいために女性の体に存在しているもので、その大きさは産前産後、ホルモンバランス、性交時の興奮によって肥大します。また、褐色状の色をしているのはメラニン色素によるもので、これも大きさと同様のきっかけで色素が濃くなり、黒ずんだりといった色の変化を起こすことがあります。


乳頭が大きいと悩む?

実は、外では乳頭の形が大きい、形が少し歪であるということはその人の個性と受け取られることが多いため、悩んでいる人はさほど多くありません。しかし一方で、日本人女性は深刻なコンプレックスに感じている人が少なくありません。

では、なぜ乳頭の大きさに悩む人に日本人が多いのかということですが、これはやはり日本人の習慣によるものが起因しています。

授乳などによって伸びたり肥大化したりしてしまうとバストのバランスが崩れ、若い頃のバストに少しでも近づけたい、美しくありたいと感じます。ちょうど顔の若返りをしたいと感じるように・・・。


乳頭が大きくなる原因とは?

日本人の乳頭の平均の大きさとされているのは、直径1cm、高さが8mmほどですが、あくまでこれは平均に過ぎず、元来大きさに個人差があって当然なのです。そして、「乳頭の大きさ」が変化する原因は、主に次のような原因によるものです。


  • 生まれつきの遺伝による先天的な原因
  • 妊娠・出産、加齢、女性ホルモンバランスの乱れによる後天的な原因


つまり、乳頭の大きさや形が決まるのは、生まれつき両親からの遺伝による先天的な原因によるものか、または妊娠・出産、加齢現象、女性ホルモンバランスの乱れなどの後天的な原因となります。


乳頭が大きい事での問題

以上のように乳頭の大小はあくまでも個人の体質であり、個性の一つではありますが、中には乳頭が大きい事で日常生活にトラブルが及ぶケースもあります。

特に多いトラブルが運動時などに生じる痛みで、乳頭が肥大しているとどうしても下着との摩擦刺激が強く生じたり、強く圧迫されたりするために激しい運動をすると痛みや不快に感じる事があります。

また、こうした刺激が繰り返されるとメラニンの生成が促進されるため、乳頭が黒ずんでしまい、これもコンプレックスの一つとして悩みを抱える女性が多いものです。


その他にも授乳時に幼児が強く噛んで痛みを感じやすいなど、生活上でのトラブルが懸念される場合は、生活の質を向上する目的としても乳頭縮小術を検討すると良いでしょう。


乳頭縮小の手術方法

このように、乳頭に対するコンプレックスを解消するため、近年では「乳頭縮小術」という形成外科手術を受ける方が増えてきています。一言に乳頭を小さくする施術と言っても、乳頭の直径自体を小さくするのか、乳頭の高さを低くするのか、あるいは全体的に小さくしたいのかによって施術方法が異なります。また、クリニックによってもどの施術方法を採用するかの方針も違います。


では、施術方法ですが、基本的には乳頭の組織の一部を切除し縫合することで形を整えていきます。もちろんこれは、バストの左右どちらかだけの施術でも可能で、左右のバストの形状を整えたいという場合にも有効です。

切除する部分は通常2~3箇所のみ、施術時間の平均は両方で1時間ほどかかります。

乳頭は、非常に血流が良い部位であることから切除後の止血が必要で、施術範囲が狭いこともあり熟練された技術が要求されます。麻酔は、特に何も申し出がなければ局所麻酔で行われますが、痛みに極端に弱いかたや施術の恐怖が強い方は、ドクターにその旨を申し出れば静脈麻酔を使って眠っている間に施術を終了してもらうことも可能です。では、具体的に乳頭縮小術の代表的な3通りの施術方法をご紹介します。


乳頭の直径を小さくする方法

乳頭の直径を小さくする場合は、ホールケーキのように三角形状に組織の一部を切開し、小さくして縫合します。縮小後の大きさとしては、通常直径とされる8~12mmに調整します。


乳頭の高さを低くする方法

乳頭の高さを低くする場合は、乳頭の根元を切開し一度キノコ型にします。その切開した部分をもぐらせて縫合します。これにより通常高さの5~10mmに調整します。

低くしたいのであれば先端側から切開すれば良いように感じますが、先端部分を残す事で授乳機能を失わずに乳頭縮小術を行う事が出来ます。

ただし、もう授乳の予定がない場合などはより好みのデザインに調整できるよう、他の切開方法が用いられる場合もあります。


乳頭の直径、高さ両方を小さく低くする方法

乳頭の直径の大きさ、高さを低くと両方を行う場合は、上記の方法を併用した施術方法にて行います。

  

乳頭が小さければ良い訳ではない

乳頭縮小術を行うことで、理想的な乳首の大きさや形を実現することが可能になりますが、乳頭は血流が非常に良い部位であることから小さくするといっても限界があります。とにかく小さくしたいからと、やたらと極端に縮じめようとすると術後のリスク、そして後述します授乳にも影響がでます。あくまでご自身の元々の乳房の大きさや形との全体バランスにきちんと合った乳頭の大きさを目指す方法としてのぞむようにしましょう。


授乳に問題は出ない?

乳頭縮小法を検討する場合、これから妊娠出産を予定している人にとって、出産後の授乳に問題が出ないかどうかは非常に気になるところです。

結論から言いますと、この問題に関しては、施術を予定しているクリニックで授乳時に配慮した施術を行ってもらうことで解消されます。

その方法はクリニックによって推奨される方法が微妙に異なりますが、将来授乳に影響が出ないような方法を希望しているという意向をドクターに事前に申し出ることで、その方向性に従って施術を行ってくれます。


乳頭縮小術で授乳に影響があるかないかは、乳管という授乳時に母乳が通る道を温存するかしないかで決まります。

仮に乳管を切断してしまえば乳頭の大きさはいくらでも縮めること自体は可能ですが、授乳を行うことは出来なくなります。

授乳に影響しないように乳管を温存する場合は、乳頭の基部を残し低めに形成する、あるいは幅を縮める場合は乳管のない部分を切除し、乳頭基部まわりも小刻みに細かく小三角形に切除していき、縫合して形を整えて仕上げることになります。


傷跡などが残る事は無い?

乳頭縮小術を行う上でもう1点心配な事は、傷跡などが残らないのかどうかです。

基本的には体のどこでも、切開を伴う手術を行えば「瘢痕」という皮膚の盛り上がりや、術後の色素沈着などの傷痕が生じますが、そもそも乳頭自体、非常にシワが多い部位で、メラニン色素で褐色になっている部位のため、小さな傷跡が出来たとしても、他者からみて分かりにくい傷跡にはなります

施術自体も乳頭の目立たないほんの2~3箇所を細かく切開するだけですので、他人から見ても施術跡が気づかれにくいでしょう。


乳頭縮小術の術後経過や注意点は?

乳頭縮小術は、傷跡や授乳時の影響による心配もない施術ですが、一応メスを使うため、術後しばらくは痛みや出血、その他日常生活にやや支障が出てくる期間に耐える必要があります。

では、実際に乳頭縮小術の施術を行った場合、どのような経過をたどって普段通りの生活に戻れるのでしょうか。


術後経過項目

症状の継続期間と対処方法

術後の痛み

・痛み・腫れの期間;術後~1週間前後は、痛み・腫れが伴います

・施術直後;患部をガーゼで固定

・対策方法;医師が処方する鎮痛剤、腫れ止めの内服薬を服用する

術後の注意事項

・締め付けの強いブラジャー、下着は付けないこと

・傷口がかさぶたになっても触らないようにする

・糸を引っ掛けないように衣服の着脱には注意

シャワー・お風呂

・当日からぬるめのシャワーならOK

ただし、患部は濡らさないようにする配慮が必要です

・湯船に浸かるのは抜糸後。術後約8~10日前後

抜糸

・術後約1週間~10日以内に抜糸を行うのが一般的です

激しい運動や飲酒

・運動は抜糸後までは控えましょう

・飲酒は術後1カ月は避けてください



術後の詳しい経過

術後当日

局所麻酔または静脈麻酔を使って施術を行います。麻酔が切れると鈍い痛みが起こってきます。

また、術後は血液と膿などが混ざって黄色い内出血が出ることがありますが、10日前後で引いてくるでしょう。

くれぐれも施術当日は安静を心がけましょう。学校やお仕事は翌日からでも問題ありませんが、痛みや腫れが辛い場合は可能であれば最低限翌日は大事を取って休んだ方がよいかもしれません。シャワーはぬるめであれば施術翌日から可能ですが、雑菌の繁殖などを防ぐためにも患部を濡らさないようにしましょう。


術後2~3日

普通に動いてかまいませんが、血流が良くなるような激しい運動は控えましょう。きつめのブラジャー、下着、衣服などの着用も避けましょう。


術後1週間~10日前後

現在ほとんどのクリニックでは、術後1週間~10日前後で再来院し抜糸が必要になります。抜糸後は、湯船に浸かる通常の入浴が可能になります。


術後2週間

この頃には痛み、腫れ、内出血もほぼ引いてくるようになります。


術後1カ月

日常生活にもほぼ支障がなく、見た目からもほぼわからなくなります。


●まとめ●

いかがでしたか? 今回は、乳頭の形、大きさの悩みを解消する乳頭縮小術について、その方法や授乳にどういった影響があるのかなどを含め詳しく解説させて頂きました。乳頭縮小術は、施術範囲がせまく、細かい技術が要求される非常にセンシティブな施術です。

つまり、乳頭縮小術の施術を完璧に行うにはドクター選びを慎重にすることこそが肝心ですので、なるべくこれまで乳頭縮小術の症例数を多くこなしているバストに詳しいドクターにお願いするようにしましょう。

  ドクターインタビュー


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