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レーザー脱毛を受けるとシミも消える? シミ治療と脱毛の違いは?

医療脱毛

解説 口コミ広場編集部

公開日:2018/11/29


多くの女性に共通する美容の関心と言えばシミ治療や脱毛ではないでしょうか。シミは30歳を超えた女性が最も悩む肌トラブルのひとつで、脱毛はどの年齢層も関心を持っている美容ケアのひとつです。

そんなシミ治療や脱毛についてインターネットのクチコミで「レーザー脱毛をしたらシミが消えた」などの評判を目にしたことがある人は多いと思います。実際に顔の脱毛をした後にシミが薄くなったと感じる人もいるようです。そこで今回はレーザー脱毛とシミの関係性について、実際のところ効果があるのかどうかまとめてみました。
レーザー脱毛とシミの改善には密接な関係性があるようです。

レーザー脱毛でシミやホクロは消えるのか?

レーザー脱毛は名称の通り、レーザー光を使った脱毛法でクリニックなどの医療機関で医師または医師監督下での看護師による施術が必要な医療行為です。このレーザー脱毛には副次的な効果のひとつとして美肌効果があります。

この美肌効果がシミを薄くすることに関係しているため、レーザー脱毛はシミやホクロの解消に効果があると言えます。


しかしながら、あくまでも脱毛に焦点を当てた行為であることや、レーザー光の種類既存のシミの状態施術後のアフターケアなど様々な要因によって必ずしも万人に効果が見られるとは断言できないのが実情です。


レーザー脱毛によってシミやホクロが改善されるかどうかは、施術法による違いや個人差があり、副次的な効果のひとつとして認識しておくことが大切です。


レーザー脱毛でシミが消えるメカニズム

レーザー脱毛は副次的効果のひとつとして美肌効果があります。その効果とはターンオーバーの促進メラニンの除去コラーゲンの増成などです。なかでもターンオーバーの促進とメラニンの除去はシミ治療でも共通することで、脱毛によるシミの改善と深い結びつきがあります。


また、シミの治療法の一つとしてレーザーによる治療がありますが、レーザーによってシミの原因であるメラニン色素が定着している細胞を破壊する事が出来れば、シミの早期解消を行う事も可能です。


一般的なレーザー脱毛ではアレキサンドライトレーザーダイオードレーザーYAGレーザー(ヤグレーザー)などが使用されます。それぞれ波長や光の範囲、痛みなどの特性に違いがありますが、アレキサンドライトレーザーを使った脱毛が最もシミやホクロの解消に効果的とされています。


なぜなら、そもそもアレキサンドライトレーザーはシミやそばかす、色素沈着などの治療に使用されるものでもあるためです。


アレキサンドライトレーザーは別名で美白レーザーとも呼ばれているほどで、美肌ケアの主流とされてきました。755nmの波長で肌の奥まで光が届き、蓄積したメラニンを破壊してシミを除去します。同様に、奥深くの毛根にも光が届くため脱毛にも適しているのです。


アレキサンドライトレーザーが脱毛にも用いられるようになった背景には、照射間口が広く冷却機能も備わっていることなどが挙げられます。また、アメリカの厚生労働省に該当するFDAの認可や、日本の厚生労働省も認めた安全性も評価されています。この結果、安全でなおかつ短時間に痛みを抑制した脱毛が実現されたのです。


このようにアレキサンドライトレーザーを使った脱毛は副次的な効果としてシミやホクロの改善を得られやすいと言えるのです。


シミ治療と脱毛の違いとは

そもそもレーザー光を使ったシミ治療と脱毛にはどのような違いがあるのか解説します。


主なシミ治療

一言でシミ治療と言っても、厳密には複数あるシミの種類に合わせたレーザー治療が存在します。


最も多いシミのひとつとされる老人性色素斑(日光性色素斑)にはYAGレーザーやQスイッチルビーレーザーが使用され、老人性色素斑やそばかす、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)、太田母斑などにはQスイッチアレキサンドライトレーザーなどが用いられるのが一般的です。


いずれの治療法も共通して、レーザー光がシミや痣などの黒い部分にだけ反応してシミの原因である蓄積したメラニンを破壊します。メラニンを含んだ組織にのみ反応する光ということが特徴です。


シミの種類によってはレーザーがNGな場合も

シミには複数の種類があるとご紹介しましたが、中にはレーザーによる治療がNGのものもあります。


その代表が肝斑で、肝斑は女性にできるシミでも割合が高いシミですが、レーザーによる強い刺激を受けると余計に濃くなってしまう可能性が高くなっています


肝斑は基本的に顔に左右対称な状態で現れるシミであるため、体のムダ毛を脱毛する場合にはあまり気にする必要がありませんが、顔の産毛を脱毛する場合などには注意が必要です。


主な脱毛法

現在、脱毛法には大きく分けてレーザー脱毛フラッシュ脱毛の2種類があります。いずれも光を当てる方法ですが、最も大きな違いとしては光の強さが異なります。レーザー脱毛は強くフラッシュ脱毛は弱いという違いがあります。強い光を使うレーザー脱毛は医療行為に対して、フラッシュ脱毛はエステサロンなどでも受けられる手軽な手法です。


レーザー脱毛はシミ治療と同様に黒色の毛に反応し、熱エネルギーによって毛を育てる毛母細胞を破壊します。アレキサンドライトレーザーやダイオードレーザー、ロングパルスYAGレーザーなどがあり、それぞれ波長や光の範囲、冷却機能などの違いがあります。


このようにレーザーによるシミ治療とレーザー脱毛の基本的なメカニズムは、特定の色や組織にだけ反応して熱エネルギーを使うという点で同じと言えます。このことから脱毛をする際に副次的な効果としてシミの解消という効果が得られるのです。


シミに効果があるレーザーの種類や脱毛法

脱毛をする際に副次的な効果としてシミの解消が期待しやすいものとしては、アレキサンドライトレーザーIPL脱毛が効果を発揮しやすいタイプであるといえます。


先述したようにアレキサンドライトレーザーは美白レーザーとも呼ばれるほど美肌、美白に効果的とされています。シミなどの色素沈着を改善する以外にも、毛穴の引き締めコラーゲンの生成を促進して、たるみやくすみの解消などにも効果があります。加えて、安全性の高さや正常な肌へのダメージがないことも特徴です。


シミを改善することだけが目的であれば、アレキサンドライトレーザーを使ったシミ治療を受けることをおすすめしますが、脱毛の際にシミを改善する「プラスα」の効果を望むのであればアレキサンドライトレーザーによる脱毛法もおすすめです。


また、エステサロンなどでも受けられるIPL脱毛も脱毛の副次的な効果としてシミの改善に効果が期待できるといえます。IPL脱毛に使用されるIPL(Intense pulsed light)は、顔のシミ、くすみ、シワなどの肌トラブル全般に効果的なフォトフェイシャルにも使用される光です。レーザー脱毛と比較して微弱な光のため肌への刺激も少なく、肌トラブルの改善も見込めるでしょう。


ただし、IPL脱毛の場合は本来の目的である脱毛効果が弱いため、すばやく永久脱毛を行いたいというニーズには適していません


光によって生えているムダ毛を除毛しつつ、シミなどの肌トラブルをケアしたいという場合には向いている方法だといえます。


注意点

特定の脱毛法であれば、脱毛と同時にシミの解消も期待できますが、あらかじめ注意すべきこともあります。脱毛の際にシミやホクロが火傷を負う可能性と色素沈着を起こす可能性があるということです。


シミやホクロの火傷

一般的に脱毛時に解消する事ができるシミは薄いシミに限られるとされています。


これは、脱毛に利用する場合のレーザーはシミ治療の時よりも強い出力である事が多く、シミが濃い場合は沈着したメラニンにレーザー光が反応しすぎてしまうと、軽度ながら火傷を負う場合があるためです。

こうした危険性があるため、シミがある肌だけではなく日焼けなど肌の色がある程度以上濃い(メラニンが多い)場合にはレーザー脱毛が受けられない場合もあります


対象部分に光を当てるかどうかは医師の判断ですので、カウンセリング時に説明を受けるようにしてください。


新たな色素沈着

脱毛をすると一時期に肌はダメージを負った状態になります。その状態で紫外線や摩擦による刺激が加わると、メラニンが過剰分泌されて新たな色素沈着の原因を作り出す可能性があります。


脱毛後のアフターケアについても医師やカウンセラーから説明がありますので、必ず守るようにしましょう。


これらの注意点は自身で対策するには限度があります。施術前のカウンセリングや診断の際に医師や施術者から説明を受け、具体的な対策を示してもらいましょう。


まとめ

レーザー脱毛を受けることでシミが改善される可能性はあります。しかし、使用されるレーザー光の種類や脱毛法によって効果が変わりますし、シミの状態によって一緒に改善ができるかどうかも分かれますので、脱毛時に解消が可能かどうかは一度クリニックで相談してみる必要があります。


レーザー脱毛とシミのレーザー治療は原理としては同じものの、目的とする効果が異なる以上は施術法などに大きな違いがある事も事実ですので、シミの改善を望む場合はシミ治療を、脱毛をする場合は脱毛をしっかりと行えるようにした方が、結果的には最も早く良い効果を得る事が出来るといえます



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