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医療脱毛はクリニックによって何か違うの?病院の良い選び方は?

医療脱毛 (その他(脱毛))

解説 口コミ広場編集部

公開日:2018/12/19


ムダ毛の処理方法として、長期的に最も肌への負担が少ない方法といえば医療脱毛による永久脱毛。日々のムダ毛処理から解放されたいという思いで、クリニックを探して医療脱毛を受ける方は年々増えていますよね。
しかし、いざ医療脱毛を受けようと思うと、世の中には医療脱毛を行っているクリニックが非常に沢山あり、どこを選べばいいのか分からなくなってしまいます。
今回は、そんな医療脱毛のクリニック選びのポイントや、クリニックによってどのような違いがあるのかという点についてご紹介します。

医療脱毛がクリニックによって差別化されるポイントは3点

まず、医療脱毛を行っているクリニックを選ぶ際、そもそもどのような点に注目するべきなのかというと、それは主に以下の3点になります。


価格の違い

一つ目は分かりやすく価格の違いで、医療脱毛は保険外診療の施術であるため、各クリニックが自由に料金を設定できる「自費診療」です。

そのため、例えば同じ全身脱毛でも5回コースで20万円を切るようなところから、同じ回数でその倍くらいの金額になるところまで、価格には大きな差があります。

医療脱毛を受ける側からすればとにかく安価で受けられるに越したことはありませんよね。


ちなみに、ちょっと前までは各クリニックで表示されている脱毛の料金は、通常価格から大幅に値引きされたキャンペーン価格などが大々的に表示される状態となっていましたが、今はこうした表現があまり見られません。

これは、過度なキャンペーン感によって契約を煽る事を厚生労働省や消費者庁などが禁止した事によるもので、現在でも一部クーポンサイトなどでは大幅な値引きなどが目立つものの、クリニックのサイトなどではシンプルな価格表記となるようになっています。

とはいえ、キャンペーンなどが禁止されて価格が大幅に高くなったわけではなく、殆どのクリニックでは通常価格を調整して対応を行っているようです。


価格の違いという点では、各クリニックでコースの設定方法などにも違いがあり、5回コースであるところと6回コースを基本にしているところ、コース終了後は1回当たりの脱毛施術が安価で受けられるところ、中には回数無制限で脱毛を受けられるコースを用意しているところなど、その価格形態は多岐に渡るため、安い高いではなく、自分に一番あった価格とコース内容のものを選ぶ事が大切です。


医療レーザー脱毛の機器の違い

クリニック毎にある違いとして、二つ目は医療レーザー脱毛に使用される機器の違いです。

今現在、日本国内では医療脱毛に大きくわけて4種類の脱毛機が使われています。

その4種類とは「アレキサンドライトレーザー」「YAGレーザー」「ダイオードレーザー」というレーザーの種類の違いによるものと、「蓄熱式脱毛」というレーザーの当て方が異なるタイプのものです。

この4種類の内、どのレーザー機器を導入しているか、また何種類のレーザーを扱っているかで、どのような毛に対する脱毛が行えるかという点が変わってきます。


スタッフの技術による違い

医療脱毛というと、毛穴に対して単純にレーザーを照射するだけというイメージがありますが、実はその効果を最大限に発揮するためには、施術するスタッフの技術も大切です。

スタッフの技術が未熟な場合だと、十分に脱毛効果が発揮されなかったり、場合によっては炎症やヤケドなどのトラブルが引き起こされやすくなったりしますので、この点にも注意して選ぶ必要があります。


ちなみに、医療脱毛は法律上、医師または医師の監督下にいる看護師のみが施術可能なもので、看護師資格も所持していないようなスタッフが施術を行えば違法行為となります。

こういったクリニックは特にトラブルが発生しやすいクリニックでもあるため、注意しましょう。



この他にも、もちろんクリニックの清潔感や雰囲気、受付の良し悪しや予約の取りやすさ、そして総合的なサービスの良さなどクリニック毎の違いは多岐に分かれていますが、直接医療脱毛の結果に関わる点としてはこの3点が大きなポイントとなります。


価格の比較は付加サービスまで含めて検討する

それでは、ここからは具体的にクリニック選びの際に比較するべき点をご紹介します。


まず最初は価格の面による比較で気を付ける事です。

価格というと単純に安いか高いか、脱毛したい部位のコース料金のみを見て選びがちになりますが、下記のような場合の金額がどうなるかによって、脱毛の結果に差が出てきます。


麻酔の利用料金

脱毛の施術はよく「ゴムで弾いた程度の痛さ」と表現されるような痛みを感じる施術ですが、肌質や毛質によってはそれよりも強い痛みを感じる場合があり、人によってはその痛みが我慢できない程度となる事もあります。

特に、痛みが強く感じやすいVIOや男性のヒゲ脱毛などの場合には、普通にレーザーを照射すると痛みが強すぎるため、レーザーの出力を下げて対応する必要などが生じる事も。

脱毛の効果はレーザーの出力とも比例するため、出力が弱められてしまうと当然永久脱毛の効果も減少します。

そこで、多くのクリニックでは脱毛の際、必要に応じて表面麻酔や笑気麻酔などの麻酔を利用できる状態になっていて、麻酔を利用して痛みを和らげる事で、十分な効果を発揮できる脱毛を受けやすくなります。


しかし、大半のクリニックはこの麻酔は別途追加料金が必要で、かつ麻酔を利用する場合は麻酔が効くまでの時間を待たなければいけないため、当日麻酔を利用したいといっても受けられないという所もあります。

前述のように、特にVIOなど痛みが強い箇所は麻酔必須になる事もあるので、利用しやすい価格で麻酔を取り扱っているかどうか、また当日などでも麻酔の利用が可能かどうか、確認しておくようにしましょう。


剃毛の料金

医療脱毛を行う際には脱毛の直前にしっかりとムダ毛を剃り、その上からレーザーを照射する必要があります。

そのため、基本的にどのクリニックでも脱毛の前に自分でムダ毛を剃ってくる事を推奨していますが、ムダ毛を剃っていない場合、クリニックで剃毛を行うために別途料金が必要になるところと、剃毛の料金まで含んだ価格になっているところがあります。

脱毛の際は、しっかりとムダ毛が剃られていた方が肌への余計な刺激が少なくなるため、クリニックでキレイに剃毛を行った方がより高い出力でレーザーを扱いやすく、その分効果を得やすくなるため、出来れば剃毛の対応を無料で行ってくれるところを選ぶと良いでしょう。

自分である程度処理を行っていくにしても、スタッフがよりキレイに処理をしてから脱毛してもらえるので、満足できる効果を得やすいといえます。


振替やキャンセルの場合の料金

医療脱毛は部位にもよりますが、平均して5回程度、2~3か月おきにクリニックに通う事が必要となる施術です。

何度も通う中では当然、突然の予定により振替が必要となる場合もあれば、当日急に生理が始まってしまうなどで、キャンセルせざるを得ない場合があります。

こうした場合の振替やキャンセルについて、クリニックによってキャンセル料などの方針が異なるため、出来れば急な振替などでも柔軟に対応してくれるクリニックを選びましょう。

生理などの場合でも脱毛を行う事は可能ですが、体が刺激や痛みに敏感な状態で脱毛を受けると、痛みの強さからレーザーの出力を下げざるをえず、結果として効果の弱い脱毛施術になってしまう可能性もあります。


以上のように、単純なコース料金だけではなく、付加サービスなどの面も含めて最も納得できるクリニックを選ぶ事が大切です。


扱っている医療脱毛むけレーザーによる違い

二つ目はクリニックで取り扱っている医療脱毛用レーザーの違いです。

下記のどのレーザーの中から、自分自身の目的などに合わせたレーザーを取り扱うクリニックを選びましょう。


アレキサンドライトレーザー

日本で最も広く利用されている脱毛用のレーザーがアレキサンドライトレーザーです。

そもそも医療脱毛は海外にてルビーレーザーというレーザーを用いて始められましたが、ルピーレーザーは表皮のメラニンと反応しやすく、特に日本人をはじめとするアジア圏の人に熱傷を起こしやすいため現在ではほとんど使われなくなってきました。それに変わり安全性が高くアジア人の肌にも使いやすいアレキサンドライトレーザーが広く使われるようになりました。


アレキサンドライトレーザーは、クーリングシステムが備えられているのが普通で、レーザー照射の直前に冷たいガスを噴射するなどして、肌表面を冷やしながらレーザーによって毛根を破壊するという方法で、肌を保護しつつ高い脱毛効果を発揮します。


レーザーがメラニン色素に反応する選択性の強さについては脱毛機の中でも最も強く、毛根を破壊する効果が高いため、脱毛効果を得やすいレーザーです。


ただし、毛だけではなく肌に含まれるメラニンにも強力に反応してしまう事から、あまり出力を上げた施術を行う事ができません。

そのため、ある程度高い出力でなければ永久脱毛が行えない軟毛(うぶ毛)や、日焼けなどによって肌の色が濃い人では脱毛を行う事が出来ないという点がデメリットとなります。


肌の色が白く、太い毛を一気に減らしたいという場合に向いている脱毛機です。


YAGレーザー

脱毛に利用されるレーザーの中でも最もメラニンとの反応の選択性が弱いレーザーです。

メラニンとの反応が優しいため、レーザーのエネルギーが肌の深い部分に影響させやすく、毛根の深い毛に高い効果を発揮しやすいレーザーです。

肌のメラニンと過剰に反応する事がないため、ある程度肌の色が濃くても脱毛する事が可能です。

ただし、メラニンとの反応が弱いため十分な脱毛効果を得るためには出力を高める必要があります。出力を高めるため、痛みを強く感じる可能性があります。


VIOやヒゲのように毛根が深いところにある毛の脱毛を行いたい方、またある程度肌の色が濃い方がじっくりと脱毛していくのにおすすめです。またレーザー脱毛の中で最も硬毛化しにくいことが知られていますので、他のレーザーで硬毛化した人にオススメのレーザーです。


中間の強さのダイオードレーザー

アレキサンドライトレーザーとYAGレーザーの中間で、程々のメラニン色素への選択制の度合いのレーザーがダイオードレーザーです。

肌への痛みを軽減しつつ、バランスの良い永久脱毛効果を発揮する事ができます。

また、比較的安全に出力を高くできるためうぶ毛にも効果を発揮する事が可能で、うぶ毛までしっかりと脱毛してツルツルの肌を目指したいという場合に適しています。


蓄熱式脱毛(ダイオードレーザーなど)

ダイオードレーザーなどを利用した脱毛ですが、従来のような、脱毛したい毛穴に焦点を当てて毛根まで破壊するような強いレーザー照射を行うという行動を繰り返す方法ではなく、肌をある程度の温度に温める程度の弱いレーザーを何往復も当てる事で、毛穴に熱を蓄積して行う新しい脱毛が「蓄熱式脱毛」です。

利用しているレーザーの種類は従来のレーザー脱毛のものと同じですが、従来のように強い刺激を与えるのではなく、低い刺激を繰り返す事で痛みもより軽減した形で脱毛する事が出来るのが利点です。

また、蓄熱式脱毛ではバルジ領域と呼ばれる発毛のための重要部位が破壊される60度程度まで温度を引き上げれば終了となるため、従来のように強力な熱エネルギーを発生する従来の脱毛方法と比べれば、やけどなど肌トラブルの心配が少ないというのも利点になります。

ただし、この蓄熱式脱毛はまだ実施されるようになってからの年月が浅く、長期的に見た場合の脱毛効果がどの程度かまだ分かっていない事や、ある程度の範囲で動かし続ける必要があるため、狭い範囲の脱毛や細かなデザインが必要なVラインの脱毛などにはあまり向いていないという点があります。


ちなみに、蓄熱式脱毛は毛周期に関係なく効果を発揮するため、脱毛が完了するまでの期間が短くすむという情報もありますが、基本的にレーザーが毛の色素に反応するというメカニズムは他のレーザーと変わらないため、完全に毛が無い毛穴には効果が発揮できません。

従来のレーザーは毛が「成長期」にいる場合にしか効果が無いのに対し、蓄熱式脱毛は「退行期」で毛が抜け落ちようとしている場合にも効果を発揮するという点では一度に効果を発揮できる範囲が広がりますが、毛のない「休止期」の一部にある毛穴などには効果が発揮されないため、やはり毛周期に合わせた脱毛が必要となり、最終的に脱毛が完了するまでの期間には大きな差が無いと言えます。



クリニックによって、上記の4種類の内どのレーザーを使って脱毛を行うかが変わるため、自分の目的などに合ったレーザーを取り扱うクリニックを選びましょう。

また、複数のレーザー取り扱う所であれば、例えば最初はアレキサンドライトレーザーで脱毛し、毛が薄くなっていたらダイオードレーザーを使うなど、適切な使い分けによってより高い効果で脱毛を行う事も可能になるため、複数のレーザーを柔軟に使い分けられるクリニックを選ぶとより高い効果を得やすくなるともいえます。



施術スタッフの技術が大きく脱毛の効果を分ける事も

こればかりは実際にうけてみないと分からないという面もありますが、医療脱毛は施術するスタッフの技術によっても効果が左右されます。

なるべくスタッフの技術が安定したところを選ぶためには、研修体制がしっかりしているところや、スタッフの入れ替わりが激しすぎない所(求人が頻繁にでていないところなど)、予約枠が過密過ぎず、ある程度余裕をもった時間で施術が行われるところなどを選ぶと良いでしょう。


照射技術が無いとヤケドなどトラブルになる事も

そもそもなぜスタッフの技術が必要になるかという点ですが、例えばアレキサンドライトレーザーなどを利用した単射式の脱毛の場合、基本的にレーザーの照射面を肌に対して垂直に当てて照射を行う必要があります。

この時、直角ではなく斜めにずれた状態で照射を行ってしまうと、冷却ガスが偏った場所に集中してしまったり、冷却ガスの噴射される場所とレーザーの照射場所がずれてしまう事などによって、肌がレーザーによるヤケドを引き起こしたり、過剰な冷却ガスによる凍傷状態になったりします。

決まった時間の中でしっかりとレーザーを肌に当てていくためにはある程度の技術や余裕が必要になるため、スタッフの技術が不足していると、上記のようなトラブルや、レーザーのうち漏らしなどによって脱毛効果が得られない状況などが発生します。


蓄熱式脱毛もやはり技術が必要

単射式の脱毛では上記のような点から技術が必要になりますが、一方で蓄熱式脱毛の場合はどうでしょう。蓄熱式脱毛の場合、脱毛箇所にレーザーを何度も往復させながら繰り返し当てていくため、その範囲がずれないようにする事や、レーザーを当てる時間が均等になるようにする事など、やはり施術者の技術によって脱毛効果の度合いが変わります。レーザーを当てる範囲がずれてしまったり、動かすスピードにムラがあったりすると、脱毛効果が得られる場所とそうでない場所が出来てしまう事になり、キレイに永久脱毛が行えません。


まとめ

以上のように、脱毛の効果を最大限活用するためには、金額や機器、スタッフの技術といったそれぞれで、しっかりと目的に合ったところを選ぶ事が大切です。

実際にうけてみないと分からない面も勿論ありますが、こういった点に注意してしっかりと信頼できるクリニックを選ぶ事が、満足できる脱毛を受けるためのポイントとなりますので、是非参考にしてみてくださいね。


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