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顔の肌のくすみ、あなたはどのタイプ? 種類別の原因と対策方法を紹介

シミ取り・肝斑・毛穴治療

解説 口コミ広場編集部

公開日:2019/03/13


「顔に影が多くどんより暗く見える」「なんだか肌が黄色っぽい」「昔は色白だったのに最近浅黒くなってきた」など、ふとした瞬間に自分の顔色を見て本来の肌の色と違う気がして驚く経験はありませんか? アラサー以降に現れやすい悩み“顔の肌のくすみ”の正体をはっきりさせ、透明感のある肌を目指しましょう。

あなたはどのタイプ?肌のくすみ種類CHECK!

お肌がくすむ、と表現することが度々ありますが、その一言にもいろんな種類があります。

もし今くすみに悩んでいる方は、次のどれに当たるのか、チェックして見ましょう! それぞれのチェック項目のうち、2つ以上当てはまるものがそうです。

もちろん、どれか一種類とも限らず、複数の種類が当てはまる場合もあります。


A.ターンオーバー不良のくすみ(角質肥厚)

□肌が所々粉を吹いている

□化粧ノリが悪い

□肌表面に色むらがある

□手で触れるとザラザラするところがある

□目の下に茶色のクマがある

□毛穴が目立つ

□角栓が出ている


B.血行不良のくすみ

□顔全体がどんより浅黒い(血色感がなくマットな色)

□顔が青白く、赤みがない

□目の下に青、または黒のクマがある

□唇の色が紫色、または肌色っぽい

□まぶたが眠い時のように少し落ちている

□顔全体にハリがなく、たるんでいる感じがする


C.うるおい不足のくすみ

□肌にツヤがなく、サラサラとしている

□肌がカサカサしてよく見るとひび割れているところがある

□肌のキメが粗い

□目もとや口元などのよく動く箇所がパサつく

□化粧ノリが悪い、化粧崩れする


D.糖化によるくすみ

□体全体の肌が黄色っぽい、または土気色っぽい

□お菓子やジュース、炭水化物など糖質をよくとる

□薄い小さいシミがよくできる


E.メラニンによるくすみ

□日焼けしている

□昔よく日焼けをしていた

□細かなシミが多い

□服で隠れている部分(からだなど)は特にくすみが目立たない


くすみの種類別!原因と対策

A.ターンオーバー(角質肥厚)タイプのくすみ 原因と対策

ターンオーバー(角質肥厚)タイプのくすみの原因は、文字通り肌の正常なターンオーバーができていないこと。

ターンオーバーの乱れは、様々な要因があります。

  • ホルモンバランスの乱れ(女性の場合月経前など)
  • 睡眠不足
  • 洗顔やクレンジングの洗浄不足
  • 食生活の乱れ
  • 紫外線ダメージ(日焼けなど)
  • 乾燥
  • 保湿などのスキンケア不足


対策としては、まずは上記のような原因となる行動を見直すことが第一ですが、すでにくすんでいる状態から元に戻す場合には、今すぐにというよりも、肌の周期を考えれば数日間のスパンで改善を考えるのが良いでしょう。


その上で、ターンオーバーの乱れからくる角質肥厚をリセットしましょう。スキンケアとしては、クレンジングと洗顔の後、拭き取り化粧水などで優しく肌の表面を撫でるようにして拭き取りましょう。

その後、化粧水、保湿美容液、クリームなどを丁寧に優しく塗ってください。


寝不足や食事などに関係なく、しょっちゅう角質肥厚を起こしている人は、乾燥が原因となっていることが考えられます。その場合、普段のスキンケアそのものが間違っている可能性が高いです。

クレンジングは、オイルクレンジングなど洗浄力の高いものだけを使ってはいませんか? 特に濃いメイクをしているわけでないならば、アイメイクなどの落ちにくいものはポイントメイクリムーバーを使用し、ベースメイクはミルククレンジングなどの肌への負担の少ないものを使用しましょう。

また、泡での洗顔も注意です。しっかりと泡立てる、手が肌に直接触れないよう泡をクッションにして洗顔する、流すときはぬるま湯を手のひらにとってパシャパシャと優しくかける、というように、肌への摩擦が最低限になるようにしてみてください。

基礎化粧品を塗る際も、ケチケチと少量ではなく、化粧水はたっぷりと、肌にそっと押し込むようにつけましょう。乾燥くすみの人は保湿美容液やクリームも忘れずに。


皮膚科クリニックで行われている、ケミカルピーリングなどもターンオーバーくすみには有効です。肌表面の古い角質を除去し、ターンオーバーの乱れた状態をリセットできます。


B.血行不良タイプの原因と対策

冷えなどによって血液の流れが悪くなると、老廃物がたまり黒っぽい血液がすけて見えるようになります。また、血流が悪く体温が下がることで、肌のハリ感などもおちることから、顔全体がくすんで見えてしまいます。


普段から顔色が浅黒い、青白い人は、冷え性だったり、運動不足などで慢性的に血行不良となっている人です。

普段は問題ないのに、夕方ごろから目の下のクマが気になったり、顔がどんよりとたるんで見えるような人は、同じ姿勢を長時間続けることでめぐりが悪くなっている状態です。

それぞれの原因をまとめるとこうです。


<普段から顔色がくすむ>

  • 冷え性
  • 貧血
  • 運動不足
  • 栄養不足
  • 筋肉不足
  • 水分不足


<たまに顔色がくすむ>

  • 冷え
  • 疲れ
  • 同じ姿勢を繰り返すことによる顔のこわばり


血行不足のほとんどの原因は冷えにあります。冷えそのものの原因として考えられるものは言い出せばきりがないのでここでは割愛しますが、一時的なくすみであれば、軽いストレッチやマッサージ、お腹や足元、首元などの冷えた箇所を温めるだけですぐに改善できます。


普段から血行不良の人は、食事や運動をしっかり見直すことが必要です。特に痩せている人は、食が細く栄養が足りない場合が多いです。少ない食事にも栄養バランスを考えてみるとか、サプリメントなどで補うよう工夫しましょう。

水分を多く摂ることも大切です。冷たい水ではなくお茶や常温の水を飲みましょう。体の水分が不足すると老廃物の溜まったドロドロの血液になってしまいめぐりが悪くなりますので、水分をプラスして血液の流れをスムーズにすると良いでしょう。


運動も血行不良にとても有効です。

運動した後に一時的に血液の循環が良くなるだけでなく、運動を習慣的に行うことで筋肉が大きくなり、血液を送り出す力も強くなって全身の隅々まで暖かく新鮮な血液が巡るようになります。


また、血行不良タイプのくすみが出ている方は栄養バランスの崩れなどにより代謝が低下している事も原因の一つ。良質のタンパク質をしっかり摂り、ビタミン点滴など、体の内部からケアを行う治療を利用する事で、全身の代謝をアップして疲れにくく、くすみにくい肌を目指す事が出来ます。


C.うるおい不足タイプのくすみ 原因と対策

潤いが不足すると、Aのタイプのようなターンオーバーの乱れからくるくすみを引き起こすだけでなく、お肌表面の質感がザラザラとして、ツヤがなく、くらい肌に見えます。肌表面の乾燥が悪化すると、パサツキやこな吹きだけで収まらず、ひび割れや、最悪の場合皮がむけることもあります。

そんな潤い不足の原因として考えられるものは下記です。

  • スキンケア不足
  • 誤ったスキンケア
  • 紫外線
  • 外気の乾燥
  • 食生活の乱れ
  • 睡眠不足
  • 血行不良


乾燥してくすんでいる肌には、内側と外側からの潤い補給が必要です。

まずは応急措置として、外側からはスキンケアで潤いを与えましょう。化粧水や美容液、クリームなどで保湿をしてください。

また、紫外線は肌にダメージを与えて乾燥を促すだけでなく、乾燥してダメージを受けやすい状態の肌に当たるとさらなるダメージを与えるという悪循環のもとです。シミやたるみの原因にもなりますので、しっかりと日焼け止めを塗るようにしましょう。


内側からのケアとしては、たっぷりと睡眠を取ること、そして血行が悪くならないように体を温めることが大切です。血行不良によって肌を守る成分が行き渡らなければ、どんなに外側から保湿しても、肌は改善しません。

また、肌の保湿成分を作ってくれる、栄養素もしっかり取りましょう。ビタミンやミネラル、タンパク質やアミノ酸など、食事で偏りなく取りましょう。


クリニックで行えるケアでは、フォトフェイシャルなどの光治療も効果的。

光治療は肌のターンオーバーを促進する役割のものなので、何故乾燥に? と疑問に思うかもしれませんが、実は肌に元々備わっている「NMF(天然保湿因子)」やセラミドなどの「細胞間脂質」といった保湿成分は、肌がターンオーバーする中で作られる成分。

そのため、肌のターンオーバーを促していく事は、乾燥しにくい健康的な肌を手に入れるためにも重要なのです。

乾燥気味な肌の改善にも、是非体験してみてください。


D.糖化によるくすみ

「黄ぐすみ」等とも呼ばれる、糖化による肌のくすみ。糖化とは、糖質(ご飯などの炭水化物やお菓子やジュースなどの砂糖など)を余分に摂ることで、体内のタンパク質と結びついて、体の細胞などを劣化させてしまうことによって起こる、「老化」現象の一つです。糖化によって肌が黄色く変化することはその老化の現象の一つであって、それ以外にも体の様々なところに悪影響を及ぼしているので、黄ぐすみは健康問題の氷山の一角でしかありません。糖化は蓄積されていくもので、糖化をリセットしたり減らしたりすることはできないため、気が付いた時点から対策していくのが大切です。


対処法としては、まず一番の原因である、糖質の制限をしましょう。制限といっても絶対に食べてはいけない!ということではなく、取り過ぎないと言うことです。

簡単に言えば、例えばご飯1杯分食べているものを、1口分だけ残してみるとか、コーヒーに普段お砂糖を2杯入れていたなら1杯に減らしてみるとか、そういった身近なところから始めましょう。

そもそも、糖化は誰にでも起こることで、黄ぐすみが早く出てしまっているとすればすでに糖分を摂り過ぎていると考えられますので、摂りすぎた分を普通に戻すだけでもある程度の進行の予防になります。


E.メラニンによるくすみ 原因と対策

メラニン色素といえば、言わずと知れたシミなどを作っている肌の色素です。シミやソバカス、シミになる前の日焼けあとなど、本来の肌色よりもくらい色が顔に増えれば、その分顔全体がくすんで見えるのは簡単にイメージできると思います。

ぱっと見でわからないけれど、よくよく見ればあるような細かなしみでも、遠目で見れば顔全体を暗く見せてしまいます。

また、シミと認識できないほどの細かなシミ予備軍が肌の奥にいると、色むらになって肌を汚れたように黒っぽく見せてしまいます。


対策としてはまず必要なのは、紫外線対策です。これ以上メラニンの生成を増やさないためには、一番の原因である紫外線を避けることが必要です。日焼け止めは必須です。

次に、今あるメラニン、つまりシミなどの肌のくすんだ色の部分を改善しましょう。

日焼けした後のくすみであれば、しっかりと保湿ケアを行い、シミを予防する美白化粧品をつけたり、飲み薬のトラネキサム酸などを飲むことで、シミを作らせないことができます。


できてしまったシミに対しては、自力で消すのは難しくなります。

クリニックでは塗り薬である、トレチノインやハイドロキノンなどが有効です。そのほか1つ一つのシミをとって無くしてしまうのであれば、クリニックで行われるレーザー治療などのいわゆる「照射系」治療が有効で、顔全体に蓄積されたメラニンの改善であれば万遍なく照射が可能な「光治療」が有効です。

かなり様々な種類があり、シミのタイプなどによっても適した施術方法が違うため、医師にまず相談しましょう。


くすみは肌トラブルのバロメーター!?

肌のくすみは、外的要因よりも、食生活や運動、生活習慣などによる体の内側からの要因が大きいです。

くすみと言う形で現れているだけで、体には他の様々な不調や反応が出ている可能性も高いので、自分の健康について一度見直してみることが大切です。


くすみの改善によるメリット

くすみのない肌になることで、様々なメリットがあります。

  • お化粧のりが良くなる
  • 肌に透明感が出て若々しく元気に見える
  • たるみやシミ、シワができにくくなる
  • 健康そうに見える
  • おしゃれな服が似合う


お肌のくすみはちょっとした生活の中の“隙“が出てしまいますので、できるだけ早く改善したいものですね。


簡単には改善しないくすみに・・・クリニックでの治療法

クリニックではくすみ改善のためにできる治療法があります。

基本的には普段の生活の見直しがまずは必要ですが、早く改善したい、よりよく改善したいと考える人は活用したほうがいいでしょう。


「照射系」治療でシミの改善

レーザーを当てることでシミをピンポイントで除去する方法や、光線などを当てることで肌を活性して肌本来の力でシミを押し出す治療などがあります。

また、こういった治療を行うことによって肌への微弱な刺激が血流を促進し、一時的に肌に透明感が出るなどの副次的な効果も期待できます。


「ピーリング」で角質除去&シミ予防

角質肥厚やターンオーバーの乱れにはピーリングが有効です。エステサロンなどでも行えますが、クリニックで行う場合はしっかりとした医師のもとで行うためより効果的な薬剤を使用し、アフターケアも安心です。


「飲み薬」でターンオーバー促進&シミ除去

メラニンの生成を抑えるトラネキサム酸や、シミを押し出すハイドロキノン、ターンオーバーを促すトレチノインなど、クリニックでのみ処方される薬は効果覿面でドラッグストアなどで買うものよりも有効成分の配合量が高く値段も安いです。飲み薬で新しい肌を作り古い肌を入れ替えるというイメージで取り入れてみては。


「メディカルコスメ」でシミ予防

美容皮膚科などでは、患者の状態や悩みに応じた処方のスキンケアコスメを販売しています。

基本的には医師の処方によるもので、市販されていないような有効成分が高濃度で入っているため、しっかりと肌のトラブルに働きかけます。


肌のくすみは人それぞれで、様々な原因が複合的にありますので、まずはひとつひとつ思い当たる原因を潰しながら、できるところから対処してみましょう。

それでも改善しない場合は、専門家である医師に相談してみてくださいね。


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