PRKのクリニックを探す
PRKは、古くからある視力矯正手術のひとつとして、日本人にとっては馴染みのあるものとされます。特に、スポーツ選手などの身体を動かす機会の多い人からみれば、長期的にPRKの効果を実感することができるといわれています。この手術は、数ある視力矯正手術の中でも持続性に優れていることから、術後のトラブルが発生するリスクがとても低いことがメリットとされています。最近では、レーザーを用いてPRKに取り組んでいるクリニックが目立っており、患者の安全性にも配慮されていることが特徴として挙げられます。これからも、生活のニーズを満たすためにPRKに挑戦をする人がさらに増加することが予想されており、各クリニックでは高性能の医療用レーザーを取り入れるなどの対策が取られています。
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PRKの基礎知識 入門編FAQ
PRKに関して、治療方法、効果、痛みやリスク、副作用、治療の流れ、費用、アフターケア、ダウンタイム等について、良くある質問にお答えします。
PRKとはどういった術式なのでしょうか
PRK手術は、レーシックをはじめとする他の視力矯正手術と違って、フラップ(角膜の中央にある層にレーザーを照射する目的で作られる蓋のようなもの)を作成せず角膜表面照射を行うのが特徴とされる近視・遠視・乱視を治療する屈折矯正手術です。日本ではレーシックが盛んに行なわれるようになった1990年代後半までの20数年間は、このPRK手術が視力矯正手術の主流であることから、今ではメジャーとなっているレーシックよりも実績・安全性のある確立した方法と言えます。多くの病院で今もなお、レーシックと一緒にPRK手術も一緒に行っています。
PRK手術のメリットは何でしょうか
PRK手術は従来のレーシック手術のようにフラップを作らずに、直接エキシマレーザーを照射する手術方法です。そのため、角膜が薄いためにフラップが作れずに通常のレーシック手術を受けることができない方やレーシック手術では視力回復が見込めない強度近視の方、目に衝撃が加わることでフラップがずれてしまう恐れのある格闘家をはじめとする目を打つ恐れのあるスポーツ選手などに向いている手術方法と言えます。また、視力回復手術のスタンダードと言われているレーシックに比べて実績データやノウハウも多いため、近年見直されている手術方法とも言えます。
PRK手術のデメリットは何でしょうか
PRK手術は上皮細胞を取り除いてレーザーを照射するため、上皮細胞が再生するまでの間(手術後、数日から1週間程度)は痛みがある場合があります。上皮細胞が再生するまでの間(長くて1週間ほど)は視力が安定しないため、日常生活に支障が出てくる可能性があると言えます。そのため、レーシック手術のように両目一緒に手術を行うことができず、片目ずつの手術となります。また、レーシック手術後の典型的なぼやけて見える(ハロ現象)、目が乾く(ドライアイ)、まぶしく見えなかった明るい所がまぶしく見える(グレア現象)も人によっては起こります。
どういった手順で手術行われるのでしょうか
レ―シック手術と同じように、ハードコンタクトレンズを使用している方は3週間前、ソフトコンタクトレンズを使用している方は装用を中止してください。手術当時はまず、眼を洗浄してきれいにします。点眼薬で局所麻酔して、手術中に痛みを感じないようにし、開眼器でまぶたを固定します。そして、角膜の表面にエキシマレーザーを照射し、角膜上皮層とボーマン膜を取り除いた後、 その下にある角膜実質層にもレーザーを照射して、視力を矯正していきます。眼の中の分泌液を洗浄し、最後に保護用コンタクトレンズをつけて手術終了となります。手術自体にかかる時間は5分程度となります。