表参道スキンクリニック 表参道本院

正面から見て鼻の穴が目立ち、豚鼻のように見えることが悩みだった。

このクリニックを選んだ理由

人工物を入れず、また、ただ鼻の穴の縁を延長するのではなく、尾翼軟骨ごと前に出す手術が日本でできる数少ないクリニックのため。また先生が熱心に学ばれていらっしゃる事をSNSなどで知ることができたため。

カウンセリング・施術前の説明を受けた感想

カウンセリングや説明自体は納得のいくもので、丁寧に分かりやすく説明してくれた。
しかし、術前に質問したメールが手術１週間前になっても返信がないなど、直前になって不安になるようなこともあった。
また、手術当日に「私がこの鼻だったら手術しない、するほどのことではない、綺麗な鼻だ」ということを言われ、
術の直前になって恐怖と激しい後悔の念が襲ってきた。
そのようなことは事前カウンセリング時にもっとしっかりと言って欲しかったし、はっきりやる必要はない、リスクに見合わない。と言って欲しかった。
そもそも患者は悩んでいる事を誰にも話せず抱え込んでいるもので、自分の姿を正しく見れていないことが多い。
不必要な手術は止めるのも客観的目線で助言が欲しかった。

施術の内容・痛み・かかった時間

鼻孔縁延長と耳介軟骨移植
痛みは術後耳が痛かった。
時間は５時間ほどかかった。

来院から施術後までの様子

当日は鼻毛を剃り、濡れマスクを持参して行った。
上記の件もあり術前は後悔と焦り、ここまで来てしまったからには戻れないという気持ちがあった。
説明を受けた後手術着に着替え、手術室に移動し、麻酔をかけられた。
目覚めたら手術は終わっており、安静室のベッドに横になっていた。
すでに鼻にはギブス、耳は包帯でぐるぐる巻きの状態だった。
術前はもう戻れない、今更キャンセルできない、という気持ちだったが、
術後はもう元の鼻には戻れないんだという恐怖に襲われた。
膝から崩れおちそうになるのを必死に抑え、ガタガタ震えながら呼んでもらったタクシーに乗り込み帰宅した。

現時点までの経過

術後1週間は鼻が塞がれ喉も常に鼻水や血、痰が絡むため、息がまともにできず、夜眠るのが怖かった。
実際初日の夜は30分置きに起きては水を飲んだり痰を出すなどせざるを得ず、熟睡できなかった。
睡眠がしっかり取れないと仕事にも影響が出るし、何しろ身体が休まらないので痛みよりそちらがキツかった。
寝るのが好きな人は覚悟しておいてほしい。
一週間後、ギブスを取る際とても腫れており、前より鼻の穴が目立つ様に見え、本当に後悔してしまった。
看護師さんに不安を話したら、先生も呼んでくださり、今は腫れている時期だから焦らないで待つ旨を伝えられた。
その日の午後鏡を見るとシュッとしていた。
しばらく朝は浮腫み、夜はしゅっとするという状態が続いた。そういうものなんだと納得する様になった。
１ヶ月過ぎた現在、鼻柱の傷跡の赤みも引け、鼻の見た目の腫れはそんなに無い。
ただ鼻の中は凸凹しており（おそらく縫い目）この盛り上がりが引くのはまだかかるそうだ。
正面からの見た目は術前とは変わらず。だが横から見たときのラインは整っているし、ちょっとあごを引いたときの綺麗さが違う。鼻先が下がってくるのは２年くらいかかるそうだ。気長に待つしかない。
今のところ感染などトラブルがなく順調な経過。

その他、クリニックへのメッセージなど

どんな手術もそうだと思うが、自分一人で悩まず、まずは信頼のおける人たちに見た目の事を相談してみるのは大事。もちろん、お世辞で言ってるんじゃないか、とか、整形させないためにやる必要ないよ、なんて言ってるんじゃないかと思ってしまうのもわかるが、自分のことを愛してくれている人で正直に話してくれる人に相談した方がいい。また、美容外科に行く前に、醜形恐怖症を疑って心療内科も受けた方がいい。

今の時代SNSで綺麗な人やかわいい人ばかりが世の中にいると錯覚を起こし、自身にコンプレックスを抱きやすい環境にある。スマートフォンから離れたり、都会から離れてみるのも手だと思う。

整形は魔法じゃないし、確実に成功するとも限らない。
またコンプレックスだと思っているところが長所やチャームポイントである可能性だってある。
あなたはそのままで美しいし可愛いんだと気づいて欲しい。なかなか難しいとは思うが。
自分のことを好きだと言ってくれる人に自分の好きなところを聞いてみて欲しい。人の魅力は外見だけではない。
「コイツ何綺麗事言ってんだ、世の中顔だ」と思ったら心療内科も受けて欲しい。転がるとこまで転がってからでは遅い。息吸って吐いて生きてるだけで尊いし偉い。自分を褒めてやってください。

施術後どのような経過を辿りましたか？

【１ヶ月~3ヶ月後】
術後腫れは少なかった。１ヶ月も経てばほぼ気にならない程度まで腫れは引いた。
まだ鼻筋などは太い。鼻先などは硬く動かない。
３ヶ月かけて徐々に硬い部分が減っていったが、まだ深部は硬く動かない。
日常生活の不便さは無いが、笑った時鼻先に置いた軟骨がコリッとする。
鼻先を下げたいという希望だったが、三カ月ではそれほど下がってはいないように見える。
ただし完全に下がるのは２年後という説明を受けているのと、鼻の穴の形は前よりシャープになっているので、
前ほど気にならなくなった。しかし変化がわずかなので他人からしたら何が違うかわからないと思う。
整形は自己満足の世界なので、自分が満足であればそれで十分。前より鏡を見て落ち込まなくなったので、救われている。

アフターケアの内容とその感想

特別なアフターケアはしていない。強いて言えば極力鼻を触らない事。
また術後鼻の皮脂が出て毛穴が目立つようになってきたので、なるべくこまめに鼻のテカりを抑えている。
肌質が変わったのか、再生期だから皮脂代謝が良いのか、鼻が晴れているからなのかはわからない。

満足度、良かった点など

鼻の穴の形は前よりシャープになっているので、前より鏡を見て落ち込まなくなった。
術後炎症なども起きておらず、トラブルなく過ごせている事は満足度が高い。

その他、クリニックへのメッセージなど

完成はまだ先なので、冷静に淡々と経過を見ていきたい。整形に終止符を打てた事で、容姿以外の事に注力する気力と時間が持てた事は大変有意義だと思う。どこまであれば自分は満足するのか、ゴールを決めておく事は大事だと思う。