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AGA治療「ジェネリック医薬品」に潜む、メリット・デメリット

薄毛治療

解説 アイランドタワークリニック 新宿院

公開日:1970/01/01


日本国内でAGA治療薬として処方されるものは、プロペシア錠(有効成分フィナステリド 0.2mg/1mg)となり病院から処方されるものです。
※当院でも、厚生労働省から認可が下りているプロペシア錠を処方しております。
また市販の医薬品としてリアップシリーズ(有効成分ミノキシジル)を利用する事もできます。しかし、プロペシア錠は保険適応対象外のため一錠あたりの薬価が高く、ミノキシジルに関しては国内で他の選択肢がない状態です。

近年、インターネット上などでフィナステリドやミノキシジルを含む「ジェネリック医薬品」を個人輸入したり、あるいは通信販売で購入する方が増えています。

背景には、プロペシア錠よりも薬価が安く、病院に行かなくてもある程度まとまった数を購入することができること。
ミノキシジルを含むものについては、リアップシリーズよりもミノキシジルの配合濃度が高い、あるいはミノキシジルを錠剤として服用できるなどの理由があるようです。

ジェネリック医薬品には、いくつかのメリットと、決して無視できないデメリットが存在します。
今回は、ジェネリック医薬品を選択するメリットとデメリットについて触れていきます。

【ジェネリック医薬品のメリット】
ジェネリック医薬品とは、薬の有効成分や製剤にまつわる特許が切れた医薬品のことです。
一般的に、先発品と同じ効果がある後発品であり開発費用が安く済むため、先発品よりも安く買うことができるのが大きなメリットといえます。

例えば、AGA治療薬であるプロペシアの有効成分フィナステリドを含むジェネリックとして「フィンペシア」「エフペシア」「フィナロ」といったジェネリック医薬品がインターネット通販などで販売されていますが、これらの販売価格は先発薬品であるプロペシアと比べればいくらか安価です。

また、リアップシリーズに含まれるミノキシジルのジェネリックの中には、錠剤を服用するタイプのものが流通しており成分配合率や価格面でも割安であることが支持されています。

おおむね、AGA治療薬をジェネリック医薬品でまかなうことは、1錠あたりのコストパフォーマンスや、日本では流通していない1錠あたりの成分含有量の高さがメリットとして認知されているようです。


【ジェネリック医薬品のデメリット】
現在、インターネット通販などで流通しているプロペシアやリアップシリーズのジェネリック医薬品は、日本の厚生労働省の認可を受けていない未承認薬となっています。AGA治療においてジェネリック医薬品を選択することは多大なリスクを価格と引き換えに背負うことになるのです。

また、ジェネリック医薬品は先発品と有効成分は同じでも、その吸収率を上げるための添加剤の製剤特許を得ていないため、同じ成分でも「薬が効きすぎる」あるいは「効果がでにくい」といった弊害が出ることもあります。

このため、先発品に比べ製品安全情報に乏しく、予期せぬ副作用が出る場合もあります。
多くのジェネリック医薬品は「有効性の試験」を重視し、多額の費用が掛かる「安全性の試験」は行わないか、軽視する傾向にあるのです。

AGA治療で用いるフィナステリドは、元々は前立腺肥大の治療薬として開発された経緯があり、ミノキシジルについては高血圧の治療薬として開発された経緯があり、取り扱いには注意が必要です。
国外から輸入されたジェネリック医薬品を、自身のAGA治療に用いる際は、価格面でのメリットを得る代わりに、安全性や副作用情報についてほぼ無防備になるというデメリットを強く意識する必要があります。

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