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  スペシャルインタビュー

提供するのは地域に愛される医療

スペシャル
インタビュー

提供するのは地域に愛される医療

JR水戸駅前に水戸中央美容形成クリニックが開院して13年。当初から院長を務める宮崎浩彦院長は、それ以前に歯科医師として活躍し、美容医療の医師に転身したという変わり種。同クリニックでは、カウンセリングから施術、アフタフォローまで、患者さまに関わるすべてに院長自身が対応。そこには、「都心のクリニックのような患者さまの入れ替わりがあまりないだけに、ここでやっていくには地域の方々と長くお付き合いすることが重要」との思いがあるそうだ。お一人おひとりへの正直で真摯な対応こそが、地域の方々に愛されるクリニックづくりにつながっているようだ。

母の病気を機に歯科医から一転。
医師を目指し、美容医療の世界へ。

医師を目指したきっかけ、美容医療に進まれた経緯を教えてください。

もともと歯医者をしていて、なにごともなく歯科に3年少しと医学部に6年ほど在中していました。そんな時に母親が胃がんになり、国立がん研究センターの病院に入院できることになったんです。そこで「新しい内視鏡のデータを集めているのでやってみないか」と声をかけていただき、歯医者なりに一生懸命調べてみましたがよくわからなくて(苦笑)。結局、開腹手術を受けることにしましたが、いろいろ調べたり、病院に通ったりしているうちに、医療の世界に興味がわいてきて、方向転換したというわけです。
大学に通っている時は、母の病気のこともあったのでターミナルケアをやろうとも考えましたが、手先の細かい作業が好きだったこともあって、最終的に形成外科分野に進みました。コラーゲンの日本導入に貢献された北海道大学の本間先生にかわいがっていただき、そのつながりから美容医療の現場を覗く機会が多々あり、今に至るというわけです。


歯科医師だったとは驚きです。歯科医と医師を両立される道は考えなかったのですか?

歯科医と医師の両方を生かせる口腔外科という選択もあったと思いますが、正直、保険診療というものの限界を感じていて…。
あとは、美容外科のことを“精神外科”って呼んだドクターがいたのですが、患者さまの気持ちまでケアできる点にやりがいを感じたというのもありますね。とても難しい部分ではあるけれど、美容医療で「なぜ、その悩みに至るか」というところまでお話できれば理想的だと考えています。


できること、必要なことだけを提供する。
常に正直に患者さまと向き合うことが第一。

歯科医から方向転換され、美容医療の医師としてキャリアを積まれた今、先生が患者さまと向き合う際に大切にしていることはなんですか?

自分の知っている範囲のことを正直にお応えすることですね。わからないこと、不確定なことを大きく言うようなことはしないようにしています。人間としては全然正直ではないと思うけど(笑)。


そのお気持ちはクリニックにどう生かされているのでしょうか?

患者さまは困っていることがあって専門クリニックに来ているわけですから、それに対して、私もスタッフも専門家としてできることを提供していくべきだと思っています。
当クリニックでは、必要な治療だけをおすすめすることに努めています。そのスタイルは、スタッフも含め浸透していると自負しています。


年々ニーズが高まっている痩身治療。
最新ボディメイク「トゥルースカルプ」は必見。

続いて、治療についてうかがいます。現在、力を入れている治療はどのようなものですか?

力を入れているのは痩身メニュー、とくにトゥルースカルプという機器を用いた最新のメニューです。
痩身治療というと以前は脂肪吸引が主流でしたが、多くの方のダイエット意識が高まる中で、脂肪吸引ほどハードルが高くない治療として脂肪分解が注目されるようになってきました。
脂肪分解には化学的分解と機械的分解があり、前者は薬剤によって脂肪細胞を破壊する脂肪溶解注射、後者は高周波を発生させる機械を用いるもので、トゥルースカルプはこれにあたります。


トゥルースカルプは具体的にどのような治療ですか?

脂肪細胞がみずから壊れるには「45℃で3分以上」というのがキーワドなんです。今までの機器ではそれができなかったのですが、トゥルースカルプによって可能になりました。45℃と聞くと熱いお風呂くらいだから簡単にできそうに感じますが、その温度をそのまま皮膚に数分当てるとヤケドしてしまいます。しかし、トゥルースカルプは皮膚の表面ではなく深部の温度を上げるので、ヤケドすることなくターゲットを狙えるのです。
このような治療の場合、大事なのは治療を受け続けられること。「もう行くのが嫌だ」「痛いから続けたくない」と思われてしまうと、治療をその方から奪うかたちになってしまいますから、そのようなことがないようにしなければいけません。
どんな治療でも、病院に来た状態で緊張しているので、1回目の施術を受ける時はもう全部が怖くて、全部が痛いはずなんです。ですから、その点もフォローしながら、適切に施術していきます。機器自体安全なものですが、患者さまのコンディションの黄色信号を見逃せば当然トラブルは起きるので細心の注意を払いつつ、機器の特性を生かすように心がけています。


痩身治療を希望する患者さまにはどのような傾向がありますか?

まず、男女関係なくいらっしゃいますね。それと、昔は大柄の方が痩身治療を受けるイメージでしたが、今はジムにも通っている、炭水化物制限の食事も実践しているという方が「最後ここだけが落ちないから」と、ピンポイントで施術を受けるケースが増えています。情報がたくさん行き交うようになって皆さんの意識がどんどん高まっているんでしょうね。


痩身治療を受ける患者さまに注意事項はありますか?

皆さんにわかっていただきたいのが、脂肪吸引にしても脂肪分解にしても、ラクをして結果が出る痩身治療は世の中にないということです。いろいろしたくないという方もいらっしゃると思いますが、食事や運動を見直し、そこに治療を加えてはじめて成功するのです。これは、正直にお話しすべきことだと考えていますので、当院ではハッキリお伝えしています。


やはり、どこまでも「正直」なのですね。

そうですね(笑)。
やはり医療である以上、内容や効果を“盛らない”というのは重要ですよね。その部分では誠実でありたいと思います。例えば、いくら患者さまが希望されても、時に私には難しいオペの場合もあります。そのような時は、名医と呼ばれる先生をご紹介します。自分を過信したり、奢ったり、自分のプライドのために無理な手術をしても患者さまのためになりませんからね。そうやって、身の丈でやっていくことも大切だと思いますね。


最後に、読者へのメッセージをお願いします。

地域の方々のお悩みにお応えするのが使命だと考えていますので、今回お話しした痩身治療だけでなく幅広いメニューを揃えています。最近ではアンチエイジング治療のニーズも高く、ヒアルロン酸、ボトックスをはじめ、フェイスリフトの手術、糸で吊り上げるような手術、超音波と高周波のコンビネーション治療など、ひと通りのメニューがございます。また、私もスタッフも日々研鑽し、患者さまの声に耳を傾け、最適な治療を提供したいと考えおりますので、お困りのこと、お悩みがあれば気軽にお立ち寄りください。二人三脚で解決策を考えさせていただきたいです。

編集後記

スタッフに先生の人柄を伺ったところ「いい意味で頑固。自分の信念があって譲らない。でも、とても丁寧です」とのこと。インタビュー中も資料を示しながら説明してくださり、丁寧さは納得です。加えて、「伝えよう」という思いにあふれていて、それが信頼につながるのだろうと思いました。
プライベートでは「恥ずかしいくらい趣味がないんですよ。堅物ですね」と苦笑いしていましたが、老後(?)は、オフロードバイクを楽しもうと考えているそうです。

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