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  スペシャルインタビュー

革新的な薄毛治療「HARG療法」も開発 再生医療・毛髪医療のエキスパート

スペシャル
インタビュー

革新的な薄毛治療「HARG療法」も開発 再生医療・毛髪医療のエキスパート

HARG治療センターは、HARG療法をはじめとする毛髪治療の専門クリニック。HARG療法とは、これまでの毛髪治療とはまったく異なる発想から生まれた毛髪再生医療で、現在170以上のクリニックに導入されている。その開発者であり、クリニックの院長を務める福岡大太朗医師が大切にしているのが「結果を出す」こと。「新しいことがたくさん発見できるから研究が好き」と話す福岡医師は、患者さまの治療にあたりながら、より良い結果を生むために、さらに研究を続けている。

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薄毛治療の最前線 HARGを開発した名医の挑戦

男性だけでなく、女性にも増加中の薄毛。
幹細胞を用いた再生医療で毛髪の悩みを解消。

毛髪治療の現状について教えてください。

最近では女性の薄毛が増えていますね。
以前は「前髪がつくれない」「部分的にボリュームがない」など、おしゃれがしにくくなるというお悩みが多かったのですが、それに加え、全体的に薄くなるといった、おしゃれ云々の域ではない方も増えています。患者さまからお話を聞く限りでは、女性の社会進出に伴うストレスや睡眠不足などが関係しているように感じます。
私たちのHARG療法は、女性の薄毛治療にも有効ですが、女性の場合、男性のような薄毛のパターンがないため治療の難しさがあります。
とくに深刻な症状の方には、HARG療法にプラスαのサポートが必要なことが多いですね。


さまざまな毛髪治療がある中で、HARG療法の優位性をどう考えていますか?

毛髪治療として広く知られているものとしては、昔からあるエステ的なマッサージや増毛、それからAGAの飲み薬、頭皮や毛根部の血流改善を目的とした塗布薬がありますね。
ほかには栄養によって一時的に毛根を刺激して活性を高める方法、LEDや赤外線によって血流を改善する方法などもあります。
これらはどれも髪の毛1本1本をなんとか生やそうというもので、育毛的な考え方が強い。
それに対しHARG療法は、頭皮全体を1つの臓器と考え、幹細胞から取ったタンパクで頭皮自体を活性・再生させることで毛髪が再び生えるようにするものです。
この再生医療であるという点が大きな違いであり、優位性だと思います。


これまでの方法とは考え方がまったく違うということですね?

そうです。もう少し詳しく説明すると、人間をはじめ、すべての生き物の身体はさまざまな機能をもった細胞からできています。
中でも他の細胞を作り出す役割を担っている幹細胞は、身体のいろいろなパーツを再生することができます。HARG療法はこの仕組みを毛髪治療に応用したものです。
HARG療法には脂肪幹細胞を培養して得られる成長因子を含んだたんぱく質を用います。
そこに育毛に必要な栄養素を加えたものが「HARGカクテル」で、それを頭皮に注入することで育毛細胞が活性化され、毛髪サイクルの休止期にある毛母細胞を成長期へ導き、さらに成長期の育毛細胞活動を刺激します。このように頭皮そのものを再生させるわけです。
この考え方は医師や科学研究者からも評価を得ていますし、他の臓器の再生を促す可能性も期待できるため、現在、文部科学省から研究費をいただいて研究を進めています。


畑を耕し、種をまき、大切に育てる。
毛髪治療は植物の栽培同様、土壌=頭皮が重要。

HARG療法による治療は、通常どれくらいかかるものなのですか?

治療は3週間から1ヵ月おきで約半年から8ヵ月が目安になります。その後3~4ヵ月おきに1回くらいのペースで経過観察をします。
僕はHARG療法を植物の成長に例えているのですが、1ヵ月おきに通ってHARGカクテルを注入する期間は、畑を耕し、種をまくまでの過程です。
植物をしっかり育てるためには、強い風で苗が倒れないか、畑に水が多いのか少ないのか……など、時々の状態を見ながら対応しなければなりませんよね。
同じように、頭皮の状態を継続的に観察し、塗布剤やサプリメントの量を調整しながら畑を良い状態に保つことが大切なのです。それによってHARGカクテルを注入している期間の結果が芳しくなくても、1年経った時に良くなることもあります。
ですから、HARGカクテルを注入することだけではなく、その倍に及ぶ経過観察までが治療といえますね。


患者さまと向き合う時に大切にしていることを教えてください。

「患者さまに最も適した治療法で、いかに結果を出すか」に尽きますね。
「結果を出す」という面で重要なのは、現実的に戻れるところを患者さまに知ってもらうことです。
例えば、50代、60代の方に「20代の頃のようになりたい」と言われても、それは難しい。
ですから、毎回治療前に頭皮を診察し、変化の度合いから、どこまでいけるのか“一番良いゴール”を探り、それを患者さまにも理解していただくようにしています。
また、患者さまにも努力してもらうことをお願いしています。HARG療法では、頭皮だけでなく、身体全体という大きいカテゴリーで健康を考えてもらわないと、引き出せる再生力も変わってしまうからです。
実際、1日40本の喫煙がある、夜睡眠をきちんと取れていないという方はなかなか良い結果が得られません。それだけに、生活習慣のアドバイスも含め、患者さまと医師との二人三脚の治療を目指しています。


先生は研究と治療を両立されていますが、その利点はあるのでしょうか?

研究しているからこそ頭皮や毛髪の変化が分かりますし、実際に患者さまの変化を見ているからこそ研究の予測も立てられます。
いくら人とマウスの遺伝子が近くても置かれている環境がまったく違いますから、研究でマウスだけを見ているよりも両方見られることが重要だと思っています。


高2の秋に聞いた神父の言葉によって医師の道へ。
サイトカイン研究からHARG療法を確立。

医師になろうと思ったきっかけを教えてください。

高校2年生の秋に学校で、ネパールから神父さんを招いての講演がありました。
そこでマザー・テレサの活動をおさめた8ミリフィルムの上映があり、インドやネパールにおける過酷な医療の現状を知りました。
神父さんが講演の最後に言った「ネパールに来て医師をしてくれる人を望んでいます」という言葉を聞いて、医学部に行こうと思ったのがきっかけです。
それまでは、父の跡を継いで法曹界に行こうと考えていたので、急遽、理系に進路を変えたわけです。


その後、HARG療法が誕生するまでの経緯は?
どのようなきっかけがあったのでしょうか?

大学に進んでいろいろ学ぶ中で、サイトカインに出会いました。
サイトカインの中には成長因子が含まれていて、それが身体を大きくするメッセージになりうると学んだことが、HARG療法の研究をしようと思った大きなきっかけになっています。
HARG療法の前にも髪の毛や皮膚を構成するアミノ酸などによる毛髪治療をしていて、それなりに効果を出していたのですが、効果が出ない方もいました。
それで、より良い結果を出すために考えたのが脂肪幹細胞から抽出したタンパクによる頭皮の再生、再生医療としてのHARG療法なのです。


研究、治療で急がしい日々だと思いますが、趣味などを楽しむ時間はありますか?

最近では、趣味は研究ですね。先ほどお話した新しいサイトカインの研究で文部科学省からいただいている研究期間が2年間なので、その間に論文にしなければいけませんから、それに時間を費やしています。
あとはなにかな……身体は動かさないといけないと思ってはいますね。
患者さまを見てもそうですが、身体を動かしていた方のほうが、年齢がいっても精力的に動けているので、身体づくりは重要だな、と。ただ、いろいろ試してみましたが、生活の中で無理なく取り入れられるものでないと長く続きしないので、今は駅の階段を使うくらいかな(笑)。
いつも使う駅の階段を数えたら140段くらいあって、結構な運動になるので頑張って上っています(笑)。


最後に、読者へのメッセージをお願いします。

今までの毛髪治療は、髪の毛の本数を増やすことでしたが、HARG治療は、頭皮の再生を通じた毛髪再生医療なのでコンセプトがまったく違います。
従来の治療法も、畑の土が変わればお花がキレイに咲くはずです。そのような考えのもと、HARG療法をベースの治療としてプラスしてみてください。
また、毛髪治療はできるだけ早く始めることをおすすめしています。畑にしても、荒れきってしまってから整えるのは大変ですが、早めに手を加えてやれば荒れることがありませんよね。
60歳でも頭皮が若い状態の方もいますし、30歳でも状態が悪い方もいますから年齢だけで判断はできませんが、気になるようでしたら早めに来ていただきたいですね。
中には、HARG治療なしで飲み薬で十分な方もいますから、相談だけでもいいので早めにいらしてください。

編集後記

お話を伺っていて「曖昧なことや楽観的なことを言わない先生だな」と感じました。研究者でもあるため、裏付けのないことはおっしゃらないということなのでしょうが、それは信頼感に繋がる大切な要素だと思います。だからといって、気難しい印象はまったくありません。とてもフレンドリーで、ユーモアたっぷり。「中学・高校では100m走が学校で一番だったんですよ。逃げ足が速かったんですね(笑)」と、子供の頃のエピソードも楽しく話してくださいました。また「何ごとも前向きに考えるようにしている」そうなので、 “二人三脚の治療”も希望を持って頑張れるのではないでしょうか。

ドクター紹介

院長

福岡大太朗

HARG療法は、私が国内外の研究者とともに開発した最先端の薄毛治療です。
これは毛髪再生医療から編み出された治療法であり、文字通り、毛髪と頭皮を本来の健康な状態に再生します。
様々な薄毛治療を経験し、毛髪医療を追求してたどり着いたのがこのHARG療法です。

HARG療法は、幹細胞から精製した発毛に必要な成長因子と、独自処方の育毛成分により作られた「HARGスペシャルカクテル」を調合し、患者様に処方します。
当院では、開発者である私が責任を持って、研究と症例実積を重ねる中で蓄積されたデータと知見から、お一人おひとりに最も効果が出やすい処方をご提供します。

所属学会・資格

主な加盟団体・学会
■日本美容外科学会専門医
■アメリカ美容外科学会会員
■ヨーロッパ美容外科学会名誉会員
■日本形成外科学会会員
■レーザー治療学会会員
■レーザー医学会会員
■杏林大学医学部付属病院非常勤講師 形成外科学 再生医療専門

略歴

最先端の薄毛治療「HARG療法」を開発
国内外で毛髪再生医療をリード、全国180以上の医療機関にHARGを広めた日本を代表するドクター

▼経歴
・平成3年 昭和大学医学部 卒業
・平成10年 横浜みなとクリニック美容外科(HARG治療センター横浜院) 開設
・平成24年 医療法人社団櫻海会 桜花クリニック開設
現在は診療を行いながら諸外国で毛髪再生の研究・発表を行っている

▼資格、役職
・医学博士
・HARG治療センター総院長
・ヨーロッパ美容外科学会名誉会員
・杏林大学医学部付属病院非常勤講師 形成外科学 再生医療専門
・アメリカ美容外科学会会員 など多数

福岡先生の回答した質問

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