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脂肪吸引は麻酔が命!

脂肪吸引

解説 キルシェクリニック

公開日:2016/07/05


余分な脂肪が気になった時に早く結果を出すことができる、脂肪吸引という美容外科の施術。
簡単に説明すると、1cmくらいの小ささで皮膚に穴を開けて、そこからストローのような細い管で脂肪を吸い出す施術です。効果は高いですがリスクも少なからず存在するので、治療を行うかどうかには慎重な判断が必要です。

脂肪吸引を検討している方が実際に施術を受けるまでに悩まれるポイントがいくつかあるのですが、その中で大きなウェートを占める問題として「麻酔への不安」というものがあります。

◆事故の多くは麻酔が原因!?
一般的な医療において、麻酔をすることで命に関わるトラブルが起きるのは飛行機が落ちるのと同じくらいの確率だと言われていますので、通常はほとんど考えなくても良い確率です。実際に命に関わっているケースは、麻酔よりも手術内容・治療内容そのものが原因の場合が圧倒的に多いのが医療の現状です。

しかし、、、
美容外科だけを見てみると、重大事故の多くは麻酔で起きています。医療行為が原因で起きている事故よりも、麻酔が原因で起きている事故の方が圧倒的に多いのです。これは果たしてなぜなのでしょうか。
多くの理由は、麻酔のトレーニングを十分に積んでいない美容外科医が自分たちで麻酔を行っているからだと考えられます。
美容外科領域には麻酔科指導医はもちろんのこと麻酔科専門医もほとんどいませんので、残念ながら麻酔を習う機会がありません。結果として見よう見まねだったり教科書を見ながら麻酔を行っている場合もあるようなのです。

美容外科手術でのトラブルはいきなり命に関わる可能性は低く、修正することが可能な場合も少なくありませんが、麻酔のトラブルは一瞬で命に関わるという特殊性を持っていますので、その大きな違いを理解する必要があります。また、手術には手順書や標準的術式というものがあり、それぞれの医師のアレンジできる範囲は限られていますが、麻酔に関してはケースバイケースの判断が多く、経験値が麻酔の結果に大きく影響を及ぼします。時に医師の判断力が手術以上に高く求められる場面もありますので、美容外科の技術だけでなくしっかりとした麻酔を提供してくれるクリニックで治療を受けることをお勧めします。


◆日帰り麻酔は難しい
美容外科での施術の多くは日帰りで行われています。脂肪吸引や豊胸であっても入院をすることはほとんどありません。ですが、施術中に眠らせる深さというのは入院する麻酔と同じレベルが必要とされるので、日帰り麻酔には比較的高い技術力が必要です。麻酔科医の中でも日帰り麻酔を専門として講演や実際の現場などで活躍している医師がいるくらいですので、上述したような経験値の浅い美容外科医が行う麻酔としては難しすぎると思われます。

帰りが意識朦朧(もうろう)としてフラフラしてた、頭痛と吐き気がひどかった、寒気がひどい中でガタガタ震えながら帰った、どう帰ったか全く覚えていないなどの訴えをお客様から聞くことがありますが、それらの多くは不適切な麻酔が原因だった可能性があります。


【脂肪吸引は麻酔が命】
このコラムを通して麻酔についての正しい知識を持つことで、安全・安心な脂肪吸引の施術が受けられるようになって頂ければ幸いです。

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